フォーブス、亡くなった著名人が死後毎年いくら稼いだかというランキング「Top-Earning Dead Celebrities」発表

コラム 高橋裕二の洋楽天国

アメリカの経済誌フォーブスが恒例のちょっと変わったランキングを発表した。亡くなった著名人が、死後毎年いくら稼いだかというランキング「Top-Earning Dead Celebrities」。2020年〜2021年のランキングは以下の通り。(集計は2020年10月〜2021年9月)。遺産や資産ではない。あくまでも本人が1年間で稼いだお金(1ドル110円換算)。カッコ内は前年。

1位)(ー)ロアルド・ダール(児童作家)564億円
2位)(10)プリンス(歌手)132億円
3位)(1)マイケル・ジャクソン(歌手)83億円
4位)(3)チャールズ・シュルツ(漫画家)44億円
5位)(2)ドクター・スース(絵本作家)39億円
6位)(-)ビング・クロスビー(歌手)36億円
7位)(5)エルヴィス・プレスリー(歌手)33億円
8位)(4)アーノルド・パーマー(プロゴルファー)30億円
9位)(ー)ジェリー・ゴフィン(作曲家)25億円
10位(-)ルーサー・ヴァンドロス(歌手)23億円

初の1位となったのは「チョコレート工場の秘密」や「おばけ桃が行く」で知られる英国の児童作家、ロアルド・ダールだった。死んでから約31年がたった今年(2021年)の9月、ダールの作品を管理してきた英ロアルド・ダール・ストーリー・カンパニーを米動画配信大手のネットフリックスに約790億円で売却した。

2位のプリンスは音楽著作権の管理や原盤権の約43%を売った。3位のマイケル・ジャクソンは8年間1位だった。レコードからのアーティスト印税や自ら書いた音楽著作権が収入の大半になる。4位のチャールズ・シュルツはスヌーピーでお馴染みの漫画「ピーナッツ」の作者。5位のドクター・スースは有名な絵本作家。

6位のビング・クロスビーは「ホワイト・クリスマス」を歌う歌手。「ホワイト・クリスマス」他の、レコード売り上げ(昨今はストリーミング)によるアーティスト印税をを売却したという。7位のエルヴィス・プレスリーは常連。テネシー州メンフィスにある自宅グレイスランドの入場料が大きい。8位のアーノルド・パーマーは日本でもファンが多いプロゴルファー。5年前に亡くなった。

9位のジェリー・ゴフィンは元妻のキャロル・キングと数多くのヒット曲を書いた。著作権の管理の一部を売却した。10位のルーサー・ヴァンドロスはソウル・シンガー。著作権の管理を売却した。

高橋裕二の洋楽天国記事提供元:洋楽天国
高橋裕二(たかはし・ゆうじ)
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