ユニバーサル ミュージックの株式上場

コラム 高橋裕二の洋楽天国

9月21日、ユニバーサル ミュージックがオランダのアムステルダムにある世界最古の証券取引所ユーロネクスト・アムステルダムに上場する。ロンドンを抜いて、欧州最大の取引所だという。

既に20%の株式を中国のIT大手、テンセントに売却。10%をアメリカの投資ファンドに売却した。上場で得た資金はどう使うのだろう。

ユニバーサル ミュージックのルシアン・グランジ(61歳)会長兼最高経営責任者が珍しく、ラジオ業界誌ヒッツの質問に答えた。

「今後3年かそれ以降、音楽ビジネスの成長はどこから来ると思いますか?」

私は非常に多くの潜在的な成長分野を見ています。しかし、ほんの少しだけ選ぶとしたら、4つの重要なものに最もチャンスがあると思います。一つはデジタル・サービスへのアクセスの拡大(定額制音楽ストリーミングを含む)。一つは技術革新(コネクテッドカーや音声対応デバイスなど)。一つは高成長市場(中国、ラテンアメリカ、アフリカ、インドなど)。一つは新しいカテゴリ(健康とフィットネス、eコマースなど)。これらはつまり、より多くの成長、より多くの競争、より多くの収入源を意味します。それはアーティストにとってもファンにとっても良いことです。

高橋裕二の洋楽天国記事提供元:洋楽天国
高橋裕二(たかはし・ゆうじ)
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