ボブ・ディランの楽曲売却話

コラム 高橋裕二の洋楽天国

ユニバーサルミュージック・グループがボブ・ディランの楽曲を買ったという話。ボブ・ディランが自分で管理していた音楽出版社ボブ・ディラン・ミュージック・カンパニーをユニバーサルミュージックに売却した。

しかし著作権者はあくまでもボブ・ディラン。ユニバーサルミュージック経由で著作権印税は入ってくる。

参考までにビートルズ(ジョン・レノン/ポール・マッカートニー)の楽曲を管理するのはソニー/ATV音楽出版。この会社からジョンとポールに印税が支払われる。ポールはATVを買いたがったが、オノ・ヨーコは大金を払うのなら買うことは無い、黙っていても著作権印税は入ってくるのだからと。

ユニバーサルミュージックは中国のIT企業テンセントに10%の株を売却した。ユニバーサルミュージックの親会社はフランスのヴィヴェンディ。ストリーミングによる著作権印税の伸び等で、ヴィヴェンディの最終ゴールはどこにあるのだろう。

高橋裕二の洋楽天国記事提供元:洋楽天国
高橋裕二(たかはし・ゆうじ)
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