27歳の若さでこの世を去ったミュージシャンやアーティストの総称「27クラブ」とジム・モリソン

コラム 高橋裕二の洋楽天国

「27クラブ」とは27歳の若さでこの世を去ったミュージシャンやアーティストをくくった呼称。ジャニス・ジョプリン、ジミ・ヘンドリックス、ドアーズのジム・モリソン、ローリング・ストーンズのブライアン・ジョーンズ、ニルヴァーナのカート・コバーンやエイミー・ワインハウス。

ドアーズのジム・モリソンが死去したのは1971年7月3日。没後49年になる。

ドアーズは1960年代を代表するロック・グループ。メンバーはジム・モリソン(ボーカル)、レイ・マンザレク(キーボード)、ロビー・クリーガー(ギター)、ジョン・デンズモア(ドラム)。デビュー・アルバム「ハートに火をつけて」は1967年に発売される。ベトナム戦争のさなかに彼等の音楽はカウンター・カルチャーとしてとらえられ、サイケデリック・ロックやアシッド・ロックと呼ばれた。

シングル「ハートに火をつけて」は1967年7月29日付けビルボード・シングル・チャートの1位を獲得する。セカンド・アルバム「まぼろしの世界」に続くサード・アルバム「太陽を待ちながら」でビルボード・アルバム・チャートの1位になった。アルバムの1曲目、「ハロー・アイ・ラヴ・ユー」も大ヒット、シングル・チャートの1位を獲得した。

ステージでのジム・モリソンのパフォーマンスは過激で、セックス・シンボル化していく。TV「エド・サリバン・ショー」では「ハートに火をつけて」の歌詞の一部がドラッグを想像させるとして局側が詞の変更を申し入れたが、ジム・モリソンは変えずに歌い大もめになった。

グループのメンバーと上手くいかず71年、休養を取るためガールフレンドとパリに渡る。そして7月3日、アパートで死体で発見された。享年27歳。死因は不明だが薬物の過剰摂取によるものだと噂された。

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高橋裕二(たかはし・ゆうじ)
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