【ビルボード 2024年上半期Hot Albums】SixTONES「THE VIBES」が総合首位、SEVENTEEN/宇多田ヒカルが続く

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SixTONES「THE VIBES」

2024年度上半期のBillboard JAPAN総合アルバム・チャート“Hot Albums”で、SixTONESの「THE VIBES」が首位を獲得した。

「THE VIBES」はSixTONESの4thアルバムであり、2024年1月10日にリリース。同作は、さっそく集計初週に50万0,570枚を売り上げてハーフミリオンを達成し、CDセールスで首位を獲得。その後は少しずつ順位を下げているものの、CDセールス、総合アルバム・チャートともに20週連続でチャートインし続けた。結果的に、上半期累計では57万1,187枚でCDセールス1位を記録した。

総合2位にチャートインしたのは、SEVENTEENのベストアルバム「17 IS RIGHT HERE」。4月29日(日本国内版CDは4月30日)にリリースされた本作には、新曲の「MAESTRO」やこれまでのシングル曲などを含む全22曲(デジタルは全23曲)が収録されており、上半期の累計ではCDセールスが50万3,691枚で2位、ダウンロード数が2,628DLで30位を記録した。集計初週で40万4,245枚を売り上げてCDセールス首位を獲得した本作は、2週目でも8万2,550枚でCDセールス/総合ともに3位につくなど、週を重ねても高い順位をキープしている。なお、SEVENTEENは総合5位にも「SEVENTEENTH HEAVEN」(CDセールス35万9,838枚で3位)が登場しており、トップ10内では唯一の複数作チャートインを達成した。

総合3位には、宇多田ヒカルの「SCIENCE FICTION」がCDセールス29万3,456枚で5位、ダウンロード数27,017DLで1位を記録しチャートイン。デビュー25周年を記念した自身初のベスト・アルバムである本作は4月10日にリリースされ、集計初週で18万5,568枚を売り上げてCDセールス1位、ダウンロード数11,531DLで1位と、2冠を達成する好スタートを切っていた。本作はリリースから6週連続で総合アルバム・チャートのトップ10に登場し続け、その後も上位を走行している。

続いて、2023年11月29日にリリースされたKing Gnu「THE GREATEST UNKNOWN」が、CDセールス27万5,723枚で6位、ダウンロード数25,253DLで2位を記録して総合4位に登場。前述の「SEVENTEENTH HEAVEN」に次いでCDセールスで4位(34万4,634枚)を記録したINIの「MATCH UP」は、ダウンロードでは35位(2,487DL)となり、総合では6位にチャートインした。

一方ダウンロード指標では、Ado「Adoの歌ってみたアルバム」が23,133DLで前述の「SCIENCE FICTION」と「THE GREATEST UNKNOWN」に続いて3位を記録。CDセールスでは11万2,419枚で19位を記録した本作は、総合順位としては13位にチャートインしている。ダウンロード4位(14,895DL)を記録したTravis Japan「Road to A」はCDセールスでも12位(19万0,372枚)に登場しており、両指標でバランスよくポイントを積み上げ、総合8位にチャートインしている。

トップ20の内訳は、アルバム・セールス・チャート“Top Albums Sales”と同様、男性アーティストが20作品中15作品と多数を占めており、女性アーティストはダンス&ボーカルグループが3作品、ソロ・シンガーが2作品登場する結果に。また、各2作ずつチャートインしたSEVENTEENとTREASUREをはじめ、20作品中8作がK-POPとなっている。

また、トップ20内に登場したアーティストのうち、上半期の総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”にも楽曲がチャートインしているのは、宇多田ヒカル、King Gnu、Ado、LE SSERAFIMの4組にとどまった。いずれもCDセールスとダウンロードの両指標において、長期的にチャート上位を走っているアーティストである。これは、2023年の上半期と年間チャートでも見られた傾向だ。逆に、今回“JAPAN Hot 100”に登場しなかったアーティストたちはCDセールスがチャート成績を牽引している作品が多く(中にはSixTONES「THE VIBES」のように、CDでしかリリースされていない作品もある)、ファンによる熱量の高い応援がチャートアクションに繋がっていると考えられる。前述の4組のうち、3組は複数楽曲が上半期“JAPAN Hot 100”に登場している。今後、このように“Hot Albums”での好成績と“JAPAN Hot 100”における長期的なチャートアクションを両立するアーティストが増えていくのか、下半期も引き続きチャートに注目していきたい。

Text by Haruki Saito

ジェシー(SixTONES)受賞コメント

今年上半期の1位をいただき、ありがとうございます。
僕たちの音楽が多くの人たちに届いた結果、という事でとてもうれしく、感謝の気持ちでいっぱいです。

僕たちのアルバムは毎回コンセプトがあって、今回はロックテイストなモノを中心に、幅広い楽曲を収録し、「VIBES(バイブス)が上がる」作品を目指しました。

どんな人でも必ず「自分のVIBES(バイブス)が上がる曲」が見つかると思いますし、「こんなアイドルがいるのか!」と驚いてもらえる作品だと思いますので、まだ聴いていない方がいらっしゃったら、是非聴いていただきたいです!

SixTONESはこれからも、まだまだ音楽的に色々なチャレンジをしていくので、ぜひ楽しみにしていてください!

【2024年上半期Billboard JAPAN Hot Albums】トップ20

1位「THE VIBES」SixTONES
2位「17 IS RIGHT HERE」SEVENTEEN
3位「SCIENCE FICTION」宇多田ヒカル
4位「THE GREATEST UNKNOWN」King Gnu
5位「SEVENTEENTH HEAVEN」SEVENTEEN
6位「MATCH UP」INI
7位「AWARD」WEST.
8位「Road to A」Travis Japan
9位「PULL UP!」Hey! Say! JUMP
10位「REBOOT」TREASURE
11位「P album」KinKi Kids
12位「minisode 3:TOMORROW」TOMORROW X TOGETHER
13位「Adoの歌ってみたアルバム」Ado
14位「REBOOT -JP SPECIAL SELECTION-」TREASURE
15位「EASY」LE SSERAFIM
16位「Synopsis」Kis-My-Ft2
17位「<Kep1going>」Kep1er
18位「FANTASTIC ROCKET」FANTASTICS from EXILE TRIBE
19位「きっと、絶対、絶対」≒JOY
20位「THE WORLD EP.FIN:WILL」ATEEZ

集計期間:2023年11月27日~2024年5月26日

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