2023年上半期にJOYSOUNDで最も歌唱されたのはVaundy「怪獣の花唄」アーティスト別ではAdoがトップを堅持 YOASOBI「アイドル」もアニメ「【推しの子】」で大注目

チャート エクシング

2023年JOYSOUNDカラオケ上半期ランキング(総合)

エクシングは、業界最多34万曲以上の配信曲数を誇る業務用通信カラオケ「JOYSOUND」シリーズ、および「UGA」シリーズにて歌唱された楽曲の回数に基づき集計した「2023年JOYSOUNDカラオケ上半期ランキング」を、6月15日に発表した。さらに、特設ページでは、2023年発売曲ランキング(総合)で1位を獲得したYOASOBIの2人からのコメントも公開している。

カラオケ上半期ランキングの頂点を掴んだのは、TikTokの「歌ってみた動画」などでも注目を集めたVaundy「怪獣の花唄」。昨年末の「NHK紅白歌合戦」初出場を機に大きく順位を上げ、見事1位に輝いた。続いて、2位には優里「ドライフラワー」、3位にはSaucy Dog「シンデレラボーイ」がランクイン。「踊ってみた動画」で人気を博したKanaria「酔いどれ知らず」は、昨年圏外から5位に急浮上。注目は、6位 ポルノグラフィティ「サウダージ」、13位 椎名林檎「丸ノ内サディスティック」、21位 スピッツ「チェリー」などのリバイバル楽曲。一部の楽曲は、YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」を通じて若い世代から支持を集めるなど、近年、TikTokやYouTubeなどSNSから新たな音楽トレンドが発信され、カラオケヒット曲が生まれる傾向が顕著となっている。

また、2023年発売曲では、アニメ「【推しの子】」のオープニング主題歌として注目を集めるYOASOBI「アイドル」が首位を獲得した。カラオケ配信開始後、2ヶ月を待たずに1位に浮上するという、驚異的な勢いを見せた。お笑い芸人でパラパラ漫画家としても名高い鉄拳のパラパラ漫画によるミュージックビデオが話題を集めた優里「ビリミリオン」は2位に。劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』主題歌のスピッツ「美しい鰭」も、リリースから約2ヶ月で15位にランクイン。

アーティスト別では、昨年の年間ランキングで初の1位を獲得したAdoが、2023年の上半期も首位の座を譲らず。昨年公開された映画『ONE PIECE FILM RED』の主題歌「新時代(ウタ from ONE PIECE FILM RED)」を筆頭に、ヒット連発で不動の人気を誇っている。総合ランキングで1位を獲得したVaundyは、アーティストランキングでも昨年16位から7位に急浮上。2020年に突如として現れた注目のボカロP Kanariaは、「酔いどれ知らず」で総合5位を獲得し、昨年40位から14位へと大きく順位を上げた。

ジャンル別「アニメ/特撮/ゲーム」では、高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」を2位に抑え、圧倒的な歌唱力で絶大な支持を集めているAdo「新時代(ウタ from ONE PIECE FILM RED)」が首位を獲得。映画『ONE PIECE FILM RED』の主題歌・劇中歌を含む、4曲がTOP20にランクインした。「チェンソーマン」のオープニングテーマの米津玄師「KICK BACK」は、圏外から急上昇し3位を獲得、エンディングテーマのano「ちゅ、多様性。」も、初登場でTOP20入りを果たした。

2023年発売曲のジャンル別「アニメ/特撮/ゲーム」では、「【推しの子】」オープニング主題歌のYOASOBI「アイドル」が1位に、「東京リベンジャーズ 聖夜決戦編」オープニング主題歌のOfficial髭男dism「ホワイトノイズ」が2位を獲得した。9人組ガールズグループ NiziU初の映画主題歌となる『映画ドラえもんのび太と空の理想郷(ユートピア)』の「Paradise」は4位にランクイン。近年、声優をはじめとしたアニソン歌手にとどまらず、幅広いジャンルのアーティストが主題歌を担う傾向が強まり、アニメ作品のヒットと共に、カラオケでの歌唱も伸びる傾向に。

ネット発アーティストでは、Adoが、映画『ONE PIECE FILM RED』の関連曲6曲を含む11曲でランクインを果たし、TOP20の半数以上を占める結果に。YOASOBI も、「夜に駆ける」や「怪物」など5曲で上位に入った。TikTokの「踊ってみた動画」などがきっかけで人気に火が付いたHoneyWorks「可愛くてごめん(feat.かぴ)」が初登場3位。なとり「Overdose」、MAISONdes「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ feat. 花譜,ツミキ」も圏外から急上昇を遂げた。

K-POP/韓国曲では、初登場で首位に輝いたNewJeans「Ditto」を筆頭に、2022年以降にカラオケ配信された楽曲が、TOP20に13曲もランクイン。BTS「Dynamite」、PSY「カンナム スタイル」などの定番曲だけでなく、1位のNewJeansを筆頭に、LE SSERAFIM、NMIXXをはじめとしたデビューしたばかりのグループが存在感を示した。K-POP/韓国曲では、TikTokをはじめとしたSNSの「ダンス動画」で人気の曲が上位を占める傾向に。

演歌/歌謡曲ランキングでは、2023年、デビュー50周年を迎えた石川さゆりがリリースした記念アルバム「Transcend」にもリアレンジ版が収録されている「津軽海峡・冬景色」「天城越え」の2曲が上位を独占。このほか、テレサ・テン「時の流れに身をまかせ」、吉幾三「酒よ」をはじめ、往年の名曲が変わらぬ人気を示す結果となった。

2023年発売曲ランキング(総合)1位 YOASOBI コメント(一部抜粋)

ikura:このたび2023年JOYSOUNDカラオケ上半期ランキングで「アイドル」が、2023年発売曲ランキングの1位になったとのことで、皆さんたくさん歌っていただき本当にありがとうございます!

Ayase:ありがとうございます、嬉しいですね!なかなか難しいですし、テクニック盛りだくさんな楽曲なんですけども、歌う際に心がけているポイントやカラオケでうまく歌うコツを教えてください。

ikura:やっぱり1番はアイドルになりきって楽しんで歌うことですかね。語尾のあがる感じとか思いっきりやっていただいて楽しんでもらえれば嬉しいなと思います。作曲されたAyaseさんは、お客さんにどんなふうに歌ってもらいたいですか?

Ayase:楽しんでもらえればというところと、“自分が世界で一番かわいいアイドルなんだ!”と思い込んで歌ってもらえたらいいんじゃないかなと思います。

ikura:最近、家族でカラオケに行ったのですが、お母さんが全力で歌ってくれて、お父さんが全力で合いの手を入れてくれて、幸せを感じました。これからもカラオケでたくさん歌っていただけると嬉しいです!

関連タグ

関連タグはありません

オススメ