JOYSOUND 2022年 年代別カラオケ年間、Aimer「残響散歌」、優里「ドライフラワー」が世代を超えたヒット曲に

チャート エクシング

エクシングは12月14日、JOYSOUNDが展開するカラオケ・ソーシャルメディア「うたスキ」の会員の歌唱に基づき集計した「2022年 年代別カラオケ年間ランキング」を発表した(集計期間:2022年1月1日~11月20日)。

今回発表となったランキングでは、今年のカラオケヒット曲を10代から60代の年代別に紐解くことで、世代を超えて歌われる真のヒット曲や、世代間のギャップまで浮き彫りにしている。さらに、特設ページでは、男女別ランキングも公開されている。

動画サイトをはじめとしたSNSから次々とヒット曲が誕生する10代は、首位のピノキオピー「神っぽいな」をはじめ、バルーン「シャルル」、ぬゆり feat.flower「ロウワー」など、TOP20のうち6曲をVOCALOID楽曲が占める結果に。また、ゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク」の収録曲で、複数の歌い手にカバーされたツミキ「フォニイ」も、初登場で5位にランクイン。1999年にリリースされた曲ながら、18位を獲得している椎名林檎「丸ノ内サディスティック」も、YouTubeに公開された歌唱動画をきっかけに、若年層の心を掴んだと言われている。

最新アニメのトレンドが、カラオケヒット曲として最も反映されやすい20代は、ピノキオピー「神っぽいな」が首位を獲得する一方で、「鬼滅の刃」遊郭編のAimer「残響散歌」をはじめ、「SPY×FAMILY」のOfficial髭男dism「ミックスナッツ」、映画『ONE PIECE FILM RED』のAdo「新時代(ウタ from ONE PIECE FILM RED)」など、今年アニメ界を賑わせた大ヒット作の関連曲がずらり。このほか、6位の「ギラギラ」を筆頭に、「踊」「うっせぇわ」など6曲がランクインを果たすなど、Adoが圧倒的な人気を示した。

アニメソングにVOCALOID楽曲、J-POPの最新曲など、多様なジャンルの楽曲がランクインしている30代は、首位のAimer「残響散歌」をはじめ、Official髭男dism「ミックスナッツ」、Ado「新時代(ウタ from ONE PIECE FILM RED)」など2022年にリリースされた最新のアニメソングも上位に。ピノキオピー「神っぽいな」も、昨年圏外から、8位にジャンプアップ。さらに、優里「ドライフラワー」や、米津玄師「Lemon」といったカラオケ定番曲をおさえているのも特徴。2001年のリリース以降、長年歌われ続けているポルノグラフィティ「サウダージ」は、男性からの支持を受けて14位を獲得した。

10代~30代とは異なり、VOCALOID楽曲のランクインはないものの、アニソンやJ-POPの最新曲には敏感な40代は、首位のAimer「残響散歌」をはじめ、TOP5のうち4曲がアニソンという結果に。back number「水平線」、あいみょん「マリーゴールド」、Official髭男dism「Pretender」、Da-iCE「CITRUS」など、他の世代と比べても、近年ヒットしたJ-POPが歌われているのも特徴。

青春を彩る思い出の曲を大切に歌い続ける50代は、首位のAimer「残響散歌」に次いで、2位を獲得した薬師丸ひろ子「セーラー服と機関銃“夢の途中”」は、7年連続のTOP5入り。このほか、尾崎豊「I LOVE YOU」、チェッカーズ「星屑のステージ」、杏里「オリビアを聴きながら」が、昨年圏外から急浮上。優里「ドライフラワー」やLiSA「炎」など、ヒット曲を柔軟に取り入れつつも、レベッカ「フレンズ」をはじめとした懐かしの名曲も根強い人気を誇っている。

他の世代の歌唱傾向とは一線を画し、演歌・歌謡曲が圧倒的な人気を誇る60代は、首位を獲得した来生たかお「夢の途中」をはじめ、高橋真梨子「桃色吐息」や欧陽菲菲「雨の御堂筋」など、今も色褪せることがない往年の名曲の数々が顔を揃えた。そのなかで、優里「ドライフラワー」が、昨年圏外から15位に急上昇し、全世代から支持されるヒット曲に。菅田将暉、あいみょんも、昨年から引き続きTOP20入りを果たし、世代を超えた存在感を示した。

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