JOYSOUND カラオケ30周年ランキング発表、1番歌われたのは高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」アーティスト首位はMr.Children

チャート エクシング

エクシングは、今年創立30周年を迎えたことを記念し、“カラオケ文化の日”である本日10月17日に、通信カラオケ「JOYSOUND」を初めて世に発表した1992年から2022年の30年間に歌唱された楽曲の回数に基づき集計した「JOYSOUND カラオケ30周年ランキング」を発表した。

さらに、特設ページでは、カラオケランキングの移り変わりを振り返ることができる「バーチャートレース動画」や、時代の流れとともに進化してきた通信カラオケや楽しみ方の変化についても公開した。

カラオケ30周年ランキングの頂点を掴んだのは、テレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の放送開始から27年経った今もなお歌い継がれるヒットソング、高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」。1995年にリリースされた曲ながら、劇場版の公開やパチンコでも話題となるなど、アニメを観たことがない人でも歌えるほどの知名度で圧倒的支持を獲得。今や、カラオケ定番ソングとしての地位を確立している。

2位は、ストレートな感情を表現した歌詞で共感を呼び、数々のテレビCMに起用されるとともに、ストリーミングの累計再生回数は1億回を突破したMONGOL800のロングヒット曲「小さな恋のうた」。3位には、さまざまなアーティストたちに歌い継がれ、長きにわたって万人に愛され続ける一青窈の「ハナミズキ」がランクイン。カラオケブームが本格化した1990年代から2000年代初め頃までにリリースされた曲が目立つなか、2018年リリースの米津玄師「Lemon」は18位と大健闘。

VOCALOID楽曲として唯一ランクインを果たしたのは、27位のWhiteFlame feat.初音ミク「千本桜」。2007年、業界に先駆けてJOYSOUNDでカラオケ配信を開始したVOCALOID楽曲は、若者を中心に爆発的な人気となり、2010年の年間ランキングではTOP10の半数を占めるほどに。なかでも、「千本桜」はCMなどを通じて幅広い層に認知され、2012年の配信以来、長年上位にランクインし続けるカラオケ定番曲となっている。

アーティスト別では、通信カラオケJOYSOUNDが誕生した1992年にメジャーデビューし、「HANABI」を筆頭に数々のヒットソングを世に送り出しているMr.Childrenが首位に。2位には、代表曲の「M」をはじめ、数多くのミリオンセラーを記録し、平成を代表する歌姫であり、今もなお活躍を続ける浜崎あゆみがランクインした。

このほか、90年代のバンドブームを牽引したGLAY、L’Arc~en~Cielをはじめ、1996年には「アムラー」が社会現象となり、若者のファッションにも大きな影響を与えた安室奈美恵も上位に。16位には、不朽の名曲として「I LOVE YOU」が今も愛され、歌い継がれる尾崎豊が、その名を刻みました。また、2010年頃からの“アイドル戦国時代”の頂点に君臨し、カラオケにおいても「ヘビーローテーション」が2011年から2年連続で1位に輝いたAKB48は17位を獲得している。

また、アニソンに焦点をあてると、高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」に次いで、2位を獲得したのは岩崎良美「タッチ」。「スラムダンク」のED曲 WANDS「世界が終るまでは…」や、今年30周年を迎えた「美少女戦士セーラームーン」の主題歌 DALI「ムーンライト伝説」など、懐かしのアニメソングも上位に。一方、映画『STAND BY ME ドラえもん』の公開とともに注目を集めた秦 基博「ひまわりの約束」や、「マクロスF」のOP曲 May’n/中島愛「ライオン」など、2014年以降の比較的新しいアニメの関連曲も多数ランクインを果たした。

さらにアニソンランキングを年代別に見ると、次々とバンドがデビューし、人気バンドのCDは驚異的な売上を記録するなど、日本のロックシーンが活気に溢れていた1990年代は、アニメ主題歌やテーマソングにもJ-POPアーティストの楽曲の起用が目立ち始めたことを背景に、1位を獲得したのは、シャ乱Q初のミリオンセラーであり、テレビアニメ「D・N・A2~何処かで失くしたあいつのアイツ~」のED曲「シングルベッド」。「るろうに剣心」のタイアップ曲でありながら、J-POPとしても人気の高いJUDY AND MARY「そばかす」をはじめ、篠原涼子 with t.komuro「恋しさと せつなさと 心強さと」、工藤静香「Blue Velvet」、TOKIO「LOVE YOU ONLY」などが上位に。

着メロや着うたが大流行し、音楽配信が活発化しはじめた2000年代は、アニメにおいては、「千と千尋の神隠し」(2001年)など、世界からも注目を集める作品が誕生する中で、意外にも1位に輝いたのは岩崎良美「タッチ」。「タッチ(TOUCH)」は、1985年に放送を開始した作品ながら、本放送終了後もたびたび再放送されたことで、本楽曲もカラオケの超ロングヒット曲に。このほか、「キューティーハニー」が倖田來未によるセクシーな衣装とダンスで一躍話題となるなど、懐かしのアニソンに再びスポットがあたった。一方、「犬夜叉」「鋼の錬金術師」「SDガンダムフォース」など、2000年に放送開始となったアニメの関連曲も複数ランクインを果たしている。

深夜アニメを中心に、数々の名作アニメが誕生した2010年代は、透き通る歌声が印象的な「化物語」のテーマソングsupercell「君の知らない物語」をはじめ、6位には「涼宮ハルヒの憂鬱」から涼宮ハルヒ(C.V.平野綾)「God knows…」、10位には「とある科学の超電磁砲」からfripSide「only my railgun」がランクインするなど、カラオケにおいても深夜アニメの関連曲が台頭。2014年、映画『アナと雪の女王』のヒットと共に社会現象とも言えるブームを巻き起こした松たか子「Let It Go~ありのままで~」は3位にランクイン。

2020年代は、2019年からテレビ放送を開始、2020年に劇場版が公開され、老若男女を巻き込む“社会現象”ともなった「鬼滅の刃」がカラオケシーンを席巻。テレビアニメの主題歌として一世を風靡したLiSA「紅蓮華」が、「残酷な天使のテーゼ」をおさえて1位の座に。劇場版主題歌の「炎」も、3位を獲得した。また、Official髭男dismは「東京リベンジャーズ」の「Cry Baby」「HELLO WORLD」の「イエスタデイ」の2曲でTOP10入りを果たし、存在感を示した。

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