レコチョク2022上半期、Aimerがダウンロード部門ほか5冠の快挙 BTSがサブスク/YOASOBIがdヒッツで1位

チャート レコチョク

レコチョクは7月8日、ダウンロード部門「レコチョク上半期ランキング2022」、ストリーミング部門「レコチョク上半期サブスクランキング2022」「dヒッツ powered by レコチョク(以下、dヒッツ)上半期ランキング2022」、計3つのランキングを発表した(集計期間:2022年1月1日〜2022年6月30日)。

2022年上半期ランキングでは、Aimerが「レコチョク上半期ランキング2022」のアーティストランキングで初の1位を獲得した。

テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編のオープニングテーマに起用された Aimer「残響散歌」は2021年12月6日に配信リリースされ、上半期の楽曲ランキングを席巻した。ダウンロード部門では、シングルランキング、ハイレゾシングルランキング、ストリーミング部門では、レコチョク上半期サブスクランキング2022、dヒッツ上半期ランキング2022、ともに楽曲再生回数ランキングで1位を獲得。エンディングテーマである「朝が来る」もダウンロード部門ではシングルランキング、ハイレゾシングルランキングともに4位にランクインした。

Aimerは2011年に「六等星の夜」でメジャーデビュー。2021年9月にはデビュー10周年を迎え、さまざまなイベントや施策が展開されている。2022年2月7日には10周年を記念して全楽曲のストリーミング配信を解禁、今後も、サブスクランキングでの活躍が期待される。

Aimer受賞コメント

たくさんの栄誉をいただけて、とても嬉しく光栄です。
いつも応援してくださるみなさんに、そして「残響散歌」を機にわたしの音楽に出会ってくださったみなさんに、感謝しています。
これからも、聴いてくださる一人ひとりのあなたへ届くように、この声が出る限り歌い続けたいです。
まだまだ、よろしくお願いします。

レコチョク上半期サブスクランキング2022では、BTSが初のアーティストランキング1位を獲得、dヒッツ上半期ランキング2022でもアーティストランキング2位を獲得した。

2013年にデビューし、名実共に韓国を代表するトップクラスのアーティストへ成長した韓国の7人組グループ、BTS。全世界でBTSブームを巻き起こし、グローバルスーパースタ-に躍り出た。

サブスクでは、2022年上半期も継続して楽曲が聴かれていたが、6月10日にBTSのデビュー曲から最新曲まで9年間の歴史を1つにまとめたBTSアンソロジー・アルバム「Proof」が発売された後は、「Dynamite」「Butter」など収録曲の楽曲再生ランキングが上昇、「アーティストランキング」で初の1位に輝きました。BTSは、dヒッツでも「アーティストランキング」2位、ダウンロードでも5位にランクインしている。

また、「Proof」は、6月の発売でありながら、ダウンロードでも、アルバムランキング5位にランクイン、推しアーティストの作品はダウンロードでも購入するという傾向がうかがえる。

dヒッツ上半期ランキング2022では、YOASOBIが月間アーティストランキングでdヒッツ最長記録となる2021年1月から18カ月連続で1位を獲得し、2021年上半期から3期連続となるアーティストランキング1位を獲得した。

また、レコチョク上半期サブスクランキング2位、レコチョク上半期ダウンロードランキング3位と3サービス全てでトップ3にランクインしている。

YOSAOBIは、コンポーザーのAyaseとボーカルのikuraからなる“小説を音楽にするユニット。2021年の大活躍に続き、2022年は、2月より4名の直木賞作家(島本理生、辻村深月、宮部みゆき、森絵都)とのコラボレーション企画を始動。これらの小説を原作とした楽曲を発表、第1弾として2月16日より「ミスター」、5月30日より「好きだ」を配信リリースしました。「dヒッツ」では、これらの新曲をはじめ、「群青」「夜に駆ける」といった楽曲を中心に聴かれた。

また、ダウンロードでは、2021年にリリースされたアルバム「THE BOOK」が「アルバムランキング」8位、「THE BOOK 2」が3位と2作品がランクインしている。

YOASOBI受賞コメント

YOASOBIです。「dヒッツ上半期ランキング2022」「アーティストランキング」部門にて1位を獲得しました。ありがとうございます!
今年、たくさんの方にYOASOBIの曲を聴いていただけて嬉しいかぎりです。
2022年は夏フェスたくさん出ますので、たくさん聴いていただいた楽曲を、生でも体感してもらえたらなと思います。
今後ともYOASOBIを宜しくお願い致します。

 

レコチョク上半期ランキング2022の新人アーティストランキングは、Lizabetが1位を獲得した。

Lizabetは、英国人とベトナム人の両親のもと、香港で生まれ育った16歳のアーティスト。3歳から音楽活動を始め、7歳の時に北京音楽フェスティバルに出演。11歳の時には、中国では最年少でオーケストラと共演した他、マカオ、上海、シンガポールなどアジア地域で30公演以上のソロパフォーマンスを披露。クラシックからポップスまで、多方面で活躍していました。その後、音楽プロデューサー小林武史に見出され、TBS系日曜劇場「DCU」の主題歌「Another Day Goes By」で日本デビュー。

この楽曲は、小林武史作曲、Lizabetが作詞を担当している。2022年1月31日に配信リリースされると、ドラマの盛り上がりとともにランキングも上昇、この楽曲は、上半期「シングルランキング」でも29位にランクインした。

レコチョク上半期サブスクランキング2022の新人アーティストランキングは、Kep1er(ケプラー)が1位を獲得した。

Kep1erは韓国のオーディション番組「Girls Planet 999:少女祭典」(通称:ガルプラ)から誕生した日中韓の9人組グローバルガールズグループ。グループ名は夢を掴んだという意味の「Kep」と、9人の少女が集まり最高になるという意味の数字「1」を合わせています。2022年1月3日に1stミニアルバム「FIRST IMPACT」で韓国デビュー、タイトル曲「WA DA DA」は、TikTokでメンバーのダンスを真似た「#wadadachallenge」が全世界で投稿され、日本でもZ世代を中心に話題になった。

6月20日には、韓国で2ndミニアルバム「DOUBLAST」をリリース。この2作品に収録されている楽曲を中心に再生された。日本デビュー未定で新人ランキング1位を獲得したアーティストは初となる。

Kep1er受賞コメント

私たちKep1erが「レコチョク上半期サブスクランキング2022」の「新人アーティストランキング」1位を獲得しました。
お知らせを聞いて、たくさんの方たちに私たちのデビュー曲が聴いてもらえたんだと思い、とても嬉しかったです。本当にありがとうございます。
これからもよいパフォーマンスをお届けするので、たくさん応援してくださいね。

 

レコチョク上半期ランキング2022のアルバムランキング、ハイレゾアルバムランキングは、Ado「狂言」が1位を獲得した。

2022年1月26日にリリースされたAdo初のアルバム「狂言」は、社会現象にもなったデビュー曲「うっせぇわ」をはじめ、「レディメイド」「ギラギラ」「踊」「夜のピエロ」「会いたくて」(映画『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 ファイナル』挿入歌)、「阿修羅ちゃん」(テレビ朝日系ドラマ「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」主題歌)、「心という名の不可解」(カンテレ・フジテレビ系月10ドラマ「ドクターホワイト」主題歌)など全14曲を収録している。

4月4日には自身初のワンマンライブ「喜劇」も成功をおさめ、8月11日にはさいたまスーパーアリーナで2ndライブ「カムパネルラ」を開催、チケットは即完売。即完売を受け、12月より自身初の全国ツアー「蜃気楼」の開催も急遽決定し、活動への期待が高まっている。

なお、Adoは、「レコチョク上半期サブスクランキング2022」「アーティストランキング」でも4位にランクインしている。

Ado受賞コメント

Ado「狂言」が「レコチョク上半期ランキング2022」の「アルバムランキング」「ハイレゾアルバムランキング」で1位を獲得しました。ありがとうございます。
たくさんの方にアルバムを聴いていただけて本当に嬉しいです。
自分にとっても初めてのアルバムが1位を獲得したなんて、贅沢者だなと思います。
是非、「狂言」の楽曲を聴きながら街を歩いたり、お風呂に入ったり、寝たりしてたくさんリピートしてください。
「狂言」をはじめ、Adoの歌をたくさん聴いていただけるよう頑張ります!
これからもたくさん応援してくれると嬉しいです。

ダウンロード部門のレコチョク上半期ランキング2022:洋楽ランキングは、2022年5月に日米同時公開された映画『トップガン マーヴェリック』の主題歌であるレディー・ガガ「ホールド・マイ・ハンド」が1位を獲得した。この楽曲は、ガガ自身2年以上の制作期間をかけて挑んだ書き下ろしとなる壮大なバラード。2022年5月3日に映画公開に先行して配信開始され、映画のヒットとともにランキングも上昇した。

ストリーミング部門のレコチョク上半期サブスクランキング2022、洋楽ランキングは、ザ・キッド・ラロイ&ジャスティン・ビーバー「STAY」が1位を獲得した。

2021年7月9日に配信リリースされた「STAY」は、オーストラリア出身、当時17歳のザ・キッド・ラロイとジャスティン・ビーバーとのコラボ曲。2人はジャスティンがザ・キッド・ラロイへSNSでDMを送ったことがきっかけで交流が始まり、ジャスティンのアルバム「Justice」収録の楽曲「Unstable」で共演。その後、ザ・キッド・ラロイから逆オファーした「STAY」をコラボソングとしてリリース。楽曲の魅力はもちろん、TikTokでこの楽曲を聴いた著名人が「STAY」にあわせてお尻をふるダンスを投稿、ドローンでそのダンスを撮影する動画も投稿され、世界的なバイラルヒットとなり、大ブレイク。日本でも、TIkTokでのダンス投稿が相次ぎ、サブスクでも再生回数を伸ばし、上半期1位につながった。

レコチョクのウェブサイトでは、音楽ジャーナリスト柴 那典氏によってまとめられた上半期ランキングの考察も公開されている。

関連タグ

関連タグはありません

オススメ