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ユニバーサル ミュージック、ジャズ特化のグローバル・デジタルプラットフォーム「Everything Jazz」立ち上げ

ビジネス 海外

ユニバーサル ミュージック グループ(UMG)は4月16日、グローバル・クラシックス&ジャズ(GCJ)部門が、ジャズ音楽と文化に特化した新たなデジタルプラットフォーム兼オンラインストア「Everything Jazz」を立ち上げたと発表した。

同プラットフォームは、ブルーノート、ヴァーヴ、インパルス!、デッカ、フォンタナ、ECMなどのレーベルと提携して開発された。厳選された商品ラインナップと編集コンテンツを組み合わせ、世界中のリスナーに向けたジャズ作品のリリース情報やストーリーを網羅する総合プラットフォームとして位置付けられている。

このほか、ジャズ音楽と文化に関する無料オンライン講座「(Re)Discover Jazz」を併設。モントリオール国際ジャズフェスティバルなど世界有数のジャズフェスティバルと提携し、フェスでのプロモーション活動、限定商品の提供、会場での取材なども実施する。

同プラットフォームの立ち上げは、(英仏のローカルストア含む)欧州全域や日本、オーストラリア、カナダ、米国でのオンラインストアの段階的な国際展開に続くものとなる。

(文:坂本 泉)

榎本編集長

UMGがジャズ専門のWebポータル「Everything Jazz」を立ち上げた。Apple Music Classicalが独自の検索アルゴリズムとデータベースを持つ再生アプリとして独立したのに対し、Everything Jazzは「ジャズの総合ガイド・メディア」として設計されている。楽曲はSpotifyやApple Musicへ誘導しながら、限定盤ビニールやアパレルのEC、専門ライターによる記事・ディスクガイド、初心者向け講座「Jazz 101」、モントルー・ジャズ・フェスティバルなどとの公式パートナーシップを一体化した文化インフラだ。世界の録音音楽市場でのジャズのストリーミングシェアは1〜1.5%程度と小さいが、アナログ盤への支出が高く高音質へのこだわりが強いファン層はARPU(一人あたり平均売上)が高い。UMGがこの「顧客生涯価値の高い層」を直接囲い込む戦略を採るのは合理的だ。AI生成楽曲が氾濫しジャズアーティストのプロフィール乗っ取りが相次ぐ今、「歴史的価値のある本物の録音をノイズから切り離して届ける」インフラとしての意味も大きい。

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。

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