音楽クリエイターの8割、AI生成曲を懸念 PRS for Music調査
英国の音楽著作権管理団体「PRS for Music」は2月2日、音楽クリエイターを対象に実施したAIに関する意識調査の結果を公表。音楽クリエイターの5人に4人(79%)が「AI生成音楽が人間が創作した音楽と競合することを懸念している」と答え、前回調査(2023年)から5ポイント増加した。
対象者の70%以上はAI音楽制作の仕組みを理解していると答えており、2023年比で19ポイント拡大。AIへの理解が深まるほど懸念も増大している。
76%はAIが自身の生計に悪影響を及ぼす可能性があることに同意(7%増加)。大多数(92%)は、AIツールがAI音楽を生成する方法について透明性を保つべきだと主張している。
同団体は、クリエイティブ産業が英国経済に年間1,200億ポンド(約25兆6,300億円)以上を貢献していると指摘。政策立案者に対し、IP(知的財産)を保護するための持続可能なAI規制枠組みを優先するよう要請している。
(文:坂本 泉)
榎本編集長
「ミュージシャンの8割が生成AI曲に懸念」と英国のJasracに当たるPRSの調査結果。76%が生計に響く可能性を感じている。実際、既に世界の音楽売上の最大10%がAIを駆使したストリーミング詐欺で奪われている。SunoやUdioの品質も初期からかなり上がっており、音楽生成AIの学習元となった楽曲のクリエイターへいかに還元していくか、その道をメジャーレーベルは裁判や提携を通して開拓中だ」ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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