TikTok、EU音楽業界に18億ユーロの経済効果 2025年
TikTokでの広告により、2025年には欧州連合(EU)全体で310億ユーロ(約5兆6,900億円)の経済効果がもたらされた。このうち26億ユーロはクリエイティブエコノミー分野で、中でも音楽産業では18億ユーロの付加価値が生み出された。TikTokの委託により英独立系経済分析会社パブリック・ファーストが実施した調査から、こうした実態が明らかとなった。
クリエイティブエコノミーでは、同プラットフォームに関連するコンテンツ制作、制作、広告サービスにおける活動により、EU全域で約5万2,000人の雇用が支えられた。特に音楽業界では、TikTokの「発見性」が大きく貢献し、EU全域でストリーミング、ライブ公演、グッズ販売の追加収益が得られたという。
全分野を合わせた経済効果(310億ユーロ)を国別に見ると、最大はドイツで72億ユーロ。これにフランス(52億ユーロ)、イタリア(36億ユーロ)、スペイン(30億ユーロ)、ポーランド(9億2,000万ユーロ)が続く。
(文:坂本 泉)
榎本編集長
「TikTokは果たして音楽にどれほどプラスを産んでいるか?EU全体では18億ユーロ(約3300億円)の経済効果を出しているという。この数字はTikTokが調査会社(パブリック・ファースト社)に依頼して出たものであることに留意したい。内訳はTikTokからSpotifyなど音楽ストリーミングへ流れて発生した音楽再生売上、TikTokから誘導されたライブチケット売上や物販売上がメイン。IFPIに基づくとEU全体の音楽ソフト売上は日本の2.5倍ほどなので、これを基に概算するとTikTokが日本の音楽産業へもたらした経済効果は約1300億円ほどになる」ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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