モバイルゲームのKLab、AI音楽専門レーベル「KLab AI Entertainment」設立 第1弾アーティスト・紗奈がデビュー

モバイルオンラインゲームの企画・開発・運用を手かげるKLabは、AI音楽専門レーベル「KLab AI Entertainment」を設立した。

KLabは「大手レコード会社が音楽生成AI大手のSUNOを訴えるなど、音楽業界の一部にはAI音楽を排除する傾向があり、その『テクノロジーのジレンマ』こそが、KLabにとって、音楽ビジネス参入のチャンスであると捉えている」と主張。ゲームで培った企画・運営力とAI技術を掛け合わせることにより、新しい音楽マーケットの開拓を目指すとしている。

第1弾アーティストとして「紗奈」がデビューし、公式YouTubeチャンネルを開設。公式楽曲「New ME」およびミュージックビデオを発表するとともに、Apple Music、Spotifyをはじめとする主要音楽プラットフォームにて配信を開始した。

KLabでは、AIが作成した楽曲を歌い・演奏し・踊る、AIが作成したアバターを「AIアーティスト」と呼んでいる。それぞれの「AIアーティスト」は、人間のアーティストと同様に、それぞれの歌声・音楽性・性格・個性をもっている。歌声・音声は「AIアーティスト」ごとに特定の人物から採取している。「AIアーティスト」の作品は、人間が企画・監修・プロデュースを行い、AIと共創することにより、人の温かみや思いを込めるようにしている。

AIアーティストは、YouTubeなどの音楽配信に加え、ライブ・イベント、ファンクラブを通じたメンバー限定コンテンツの配信、アーティストグッズの販売、様々な企業やアーティストとのコラボレーション企画、作品世界を広げる物語・映像コンテンツなど、様々な展開を予定している。