Vライブコミュニケーションアプリ「IRIAM」、機械学習専門チームを結成 自動モデリング技術の研究開発を加速

ディー・エヌ・エーの子会社でVライブコミュニケーションアプリ「IRIAM」を運営するIRIAMは、機械学習の研究・開発を行う専門チームを結成し、1枚のイラストからキャラを動かす自動モデリング機能を自社技術によりアップデートした。

IRIAMは1枚のイラストと1台のスマホがあれば、誰でも気軽にキャラになってライブ配信ができるアプリ。2018年10月のサービス開始から累計544万ダウンロードされている。自動モデリング技術は多くのユーザーがイラストからキャラになることを支えてきたIRIAMの根幹であり、この技術によりIRIAMはプラットフォームとして大きく進化を遂げてきた。

今回リリースしたアップデート版は、機械学習モデルの実装・訓練を自社で実施している。従来版に比べて、より幅広いイラストへの対応が可能となり、頭身の低いイラストや目が細いキャラクターのイラストでも読み込み時のエラーや表示の崩れが改善された。また、キャラクターの特徴をより精度高くとらえ、それぞれの個性にあった目・口の形状を追求している。

IRIAMは自動モデリング技術の進化を事業における最重要戦略と位置づけており、コンピュータビジョン領域の機械学習エンジニアやリサーチャーを中心とした専門チームの体制をさらに拡充する計画。技術開発を加速させることで、誰もが自分らしい表現活動を通じて「心でつながる魔法をかける」を実感できる世界の実現を目指す。