チケットプラス、電子チケットにスマホ完結型の顔認証入場機能実装

チケットプラスは、電子チケット機能に本人認証が行える顔認証機能を実装した。イベント当日に来場者本人と、来場者が事前に登録した顔写真とをAIが自動照合し、一致した場合にのみチケットの入場画面が表示される仕組み。

同社はこれまでもAI顔認証による顔パス入場機能を提供していたが、イベント現場にタブレットなどの認証端末が必要だった。今回実装した顔認証機能は、電子チケット機能内に搭載しているため、機材は一切必要としない。スマートフォン端末のみで顔認証が完結するため、イベント主催者は来場者の利便性を損ねることなく、チケット不正転売対策に有効な顔認証入場が手軽に実現できる。

顔認証入場の流れは、イベント当日にチケット入場画面にロックがかかり、来場者はロック画面が表示されている状態でスマートフォンを正面から見ると、事前に登録済みの顔写真と来場者の顔を照合し本人確認を実施。一致した場合のみロックが解除されチケット入場画面が表示され入場可能となる。不一致の場合はロックされたままのため、第三者の不正利用を防止できる。

顔認証機能には、AnchorZが提供する開発キット「バックグラウンド認証SDK」を採用。バックグラウンド認証は、日本・アメリカ・中国をはじめ、多数の海外特許を取得した世界初の認証技術で、不正な第三者の利用を複数の要素による連続認証によって既存の認証技術では防げなかったなりすましを防御する。