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ハピネット、25年4月~6月期は17%増益

ビジネス 音楽業界

ハピネットは、2026年3月期第1四半期の連結業績(2025年4月1日~6月30日)を発表した。

売上高は959億2,700万円(前年同期比16.5%増)、営業利益は39億4,300万円(同20.3%増)、経常利益は40億6,800万円(同17.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は33億1,900万円(同39.0%増)となった。

ヒット商品があったビデオゲーム事業や、市場の拡大が続いているアミューズメント事業が好調に推移したことにより、売上高、利益面ともに前年同期を上回った。

玩具事業は、BANDAI SPIRITSの「一番くじ」をはじめとした、コンビニエンスストア向けのくじ商品が好調に推移したほか、フィギュアなどのホビー商品や低年齢層向けの一般玩具の販売も堅調に推移し、売上高、利益面ともに前年同期を上回った。この結果、売上高は411億5,100万円(前年同期比8.8%増)、セグメント利益は23億800万円(同10.0%増)となった。

映像音楽事業は、流通事業で「Snow Man Dome Tour 2024 RAYS」などのヒット商品があったことに加え、映像パッケージ制作事業の売上増加も貢献し、売上高は前年同期を上回った。利益面については、同社買付洋画作品の投資損失が発生したことにより、前年同期を大幅に下回った。この結果、売上高は156億7,900万円(前年同期比12.6%増)、セグメント利益は2億5,600万円(同40.4%減)となった。

ビデオゲーム事業は、新たに発売された任天堂のゲームハード「Nintendo Switch 2」と関連アクセサリが好調に推移したことに加え、ゲームソフトの販売も増加したことにより、売上高、利益面ともに前年同期を大幅に上回った。この結果、売上高は245億2,300万円(前年同期比32.2%増)、セグメント利益は5億8,500万円(同64.5%増)となった。

アミューズメント事業は、カプセル玩具市場がインバウンド需要も取り込み引き続き好調に推移していることに加え、同社が運営するカプセルトイショップ「ガシャココ」や、当社がバンダイナムコアミューズメント社と共同運営を行うカプセルトイショップ「ガシャポンバンダイオフィシャルショップ」「ガシャポンのデパート」の店舗の増加も貢献し、売上高、利益面ともに前年同期を大幅に上回った。「ガシャココ」は2025年6月末日時点で141店舗を出店している。この結果、売上高は145億7,200万円(前年同期比20.9%増)、セグメント利益は11億6,900万円(同57.4%増)となった。

通期の業績見通しについては、5月13日に公表したものを据え置いた。

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