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WOWOW、24年4月~25年3月期は46%増益 今期は50%減の見通し

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WOWOWは、2025年3月期の連結業績(2024年4月1日~2025年3月31日)を発表した。

会員収入が減少したものの、映画事業や番組販売等その他収入の増加や、グループ会社の売上が増加したこと等により、売上高は767億5,700万円と前期に比べ18億8,700万円(2.5%)の増収となった。営業利益は売上高の増加に加え、効率的な費用投下を行ったこと等により、20億3,600万円と同5億8,500万円(40.4%)の増益、経常利益は29億9,700万円と同9億3,900万円(45.7%)の増益となった。

一方で、4Kチャンネル「WOWOW 4K」の放送サービス終了及びコンテンツ情報統合管理システムの開発中止決定による減損損失に加え、当社の連結子会社であるフロストインターナショナルコーポレーション㈱におけるのれんおよび無形固定資産について、直近の業績動向等を踏まえ将来の回収可能性を検討の結果、減損損失を計上。親会社株主に帰属する当期純利益は6億3,700万円と前期に比べ4億5,400万円(△41.6%)の減益となった。

メディア・コンテンツは、他社の動画配信サービスとの競争激化、目的番組の終了による解約件数増加の影響等により、正味加入件数は純減となった一方、メディア・サービス(放送・配信サービス)の構造改革や、新サービスの開発による、新たな収益の創出等の取り組みで収益の向上を図った。以上の結果、同セグメントの売上高は、704億7,200万円と前期に比べ7億9,900万円(1.1%)の増収、セグメント利益は22億6,500万円と同6億5,100万円(40.4%)の増益となった。

テレマーケティングは、前連結会計年度に当社グループに加わったフロストインターナショナルコーポレーション㈱の売上が通期で寄与したこと等により、売上高は99億2,500万円と前期に比べ5億2,100万円(5.6%)の増収となった。費用面では当連結会計年度に実施した㈱cinraの買収による取得費用の発生等により、セグメント損失は2億2,900万円(前期はセグメント損失1億6,200万円)となった。

2026年3月期の連結業績見通しについては、売上高が766億円(前期比0.2%減)、営業利益が7億円(同65.6%減)、経常利益が15億円(同50.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益が8億円(同25.4%増)になるとみている。

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