楽器不足の子どもたちに休眠楽器を寄附する「楽器寄附ふるさと納税」4年半で1,750万円を突破
パシュート、三重県いなべ市、マーケットエンタープライズが連携して開始した「楽器寄附ふるさと納税」は、2018年10月の制度開始から4年半における寄附実績を公表した。
制度開始から4年半が経ち、これまでの寄附申込み件数は全国から1,600件を超え、寄附楽器の累計査定金額は1,750万円を超えた。最終的に学校等に寄附された楽器の件数は742件となった。
楽器寄附ふるさと納税とは、楽器が不足している教育機関及び音楽団体等へ、全国の使われていない休眠楽器を寄附してもらう仕組みだ。寄附に際して楽器の査定が行われ、その査定金額がふるさと納税と同様に税金控除・還付される、全国初の取り組みとなる。
通常のふるさと納税と違い、本制度には「返礼品」と呼ばれるものがなく、児童・生徒たちからの「感謝の手紙」や演奏会への招待等が届く。純粋に応援する想いから生まれる楽器寄附は「ふるさと納税の本質を捉えた制度」として、2020年度には「総務省ふるさとづくり大賞 地方自治体表彰」を受賞した。
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