ハピネット、22年4月~12月期は増収増益 通期予想を上方修正

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ハピネットは2月8日2023年3月期第3四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年12月31日)を発表した。

当第3四半期連結累計期間について、玩具事業、ビデオゲーム事業、アミューズメント事業が引き続き好調に推移したことにより、売上高は2,423億8,400万円(前年同期比9.9%増)、営業利益は59億7,300万円(同12.8%増)、経常利益は62億1,500万円(同12.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は36億8,700万円(同4.4%増)と、売上高、利益面ともに前年同期を上回った。

玩具事業については、BANDAI SPIRITSの「一番くじ」や「ポケモンカードゲーム」「ONE PIECE カードゲーム」を始めとしたトレーディングカードなど、コンビニエンスストア向け商品が依然好調に推移したことにより、売上高は1,003億5,200万円(前年同期比19.8%増)、同社の最大の商戦期であるクリスマス商戦において適正在庫の維持に努め、在庫の評価損失が減少したことにより、セグメント利益は39億9,300万円(同24.9%増)となった。

映像音楽事業については、前年同期と比較して大きなヒット商品に恵まれず、特に映像パッケージの販売が苦戦し、売上高は495億4,700万円(前年同期比4.6%減)、滞留在庫の評価損失や同社出資映像作品の作品投資損失が発生したことにより、セグメント利益は1億2,400万円(同79.1%減)となった。

ビデオゲーム事業については、半導体不足などの影響があったゲームハードの供給が回復傾向にあることに加え、「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」などのヒット商品もあったことにより、売上高は690億8,300万円(前年同期比2.3%増)、セグメント利益は14億3,300万円(同4.1%増)となった。

アミューズメント事業については、カプセル玩具市場が依然好調に推移していることに加え、同社が運営するカプセル玩具ショップ「ガシャココ」の出店や新規ロケーションを拡大したことにより、売上高は234億円(前年同期比35.5%増)、セグメント利益は16億100万円(同49.0%増)となった。なお、「ガシャココ」は2022年12月末日時点で70店舗を出店している。

通期の連結業績予想については、玩具事業でコンビニエンスストア向け商品が好調に推移したことや、アミューズメント事業で同社が運営するカプセル玩具ショップ「ガシャココ」の出店を始めとした新規ロケーションを拡大したことにより、売上高を従来予想2,800億円から3,000億円(前期連結実績2824億4,100万円)、営業利益を同53億円から60億円(同55億7,500万円)、経常利益を同55億円から62億円(同58億5,300万円)、親会社株主に帰属する当期純利益を同33億円から35億円(同35億5,400万円)に上方修正している。

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