2022年もインディペンデントアーティストが躍進、今年国内で最もストリーミングで聴かれた楽曲トップのTani Yuuki「W / X / Y」ほか多くの楽曲が様々なトレンドを創出

ビジネス レポート

Tani Yuuki「W / X / Y」

2022年は昨年に続きインディペンデントなスタンスで活動する独立系のアーティストが目覚ましい活躍を遂げた1年だった。多くの有名アーティスト、話題曲が日々登場する中においてもインディペンデントアーティストは大きな存在感を示した。

中でも際立った結果を残したのは、1stシングルからTuneCore Japanを利用している、神奈川・茅ヶ崎出身のシンガーソングライター・Tani Yuuki。2021年5月26日に配信リリースしたシングル「W / X / Y」(同年12月リリースのアルバム「Memories」にも収録)がTikTokなどSNSを中心に驚異的な広がりを見せ、Spotifyの2022年に国内で最も再生された楽曲ランキングのトップに輝いた。

それにとどまらず、Spotify 国内で最もいいねや保存された曲 1位、Spotify 国内で最もゲーム機で再生された楽曲 4位、Spotify 国内で最もシンガロング機能が利用された楽曲 4位、Apple Music トップソング100:日本 4位、Apple Music 最も歌詞が読まれた曲トップ100 10位、LINE MUSIC 最も聴かれた楽曲 2位、LINE MUSIC 10代に最も聴かれた楽曲 1位、LINE MUSIC 最もカラオケ機能で歌われた曲 3位、LINE MUSIC 最もプロフィールBGMに設定された数が多かった曲 1位、LINE MUSIC 最もLINE着うたに設定された数が多かった曲 1位と各タイトルで上位にランクイン。さらに、年間Billboard JAPANストリーミング・ソング・チャート「Streaming Songs」では首位を獲得するなど、メジャーアーティストを抑えインディペンデントアーティストとして快挙を成し遂げた。

また、今年もインディペンデントアーティストの楽曲は様々なトレンドを生み出した。「ギャル 超かわいい」のフレーズが大流行した福岡のラッパー・Ohayoの楽曲「GAL(feat. Shake Pepper & Yvngboi P)[Prod by LIL G] [Mixed by Thlive]」や同じくLIL Gがプロデュースした過激な歌詞とハードベースサウンドが融合したシャンパンコールソング・Bar Yahmanの「Yahman Hard Bass(feat. Blacky Taiki & 崖の上のオニョ)」、福岡・田川郡添田町から突如登場し、その後フェスでドームのステージにも立った新鋭ヒップホップクルー・O.A.KLAYの「Cinema(feat. Memento Mori & 武蔵)」、ABEMAの恋愛リアリティーショー「彼とオオカミちゃんには騙されない」のBGMに起用され話題となった汐れいらの「センチメンタル・キス(Acoustic ver.)」、心地よい歌声とチルなサウンド&歌詞にTikTokを中心に共感が集まった山梨富士吉田発のR&Bシンガー・KOTAの「DIE(feat. KZHI)」などが、SNSで今一番話題の曲をランク付けするSpotifyバイラルチャートでことごとくトップとなった。

他にも、FPSゲーム「Overwatch 2」内で新ヒーロー「KIRIKO(霧子:キリコ)」のテーマソングに起用され、グローバル、アメリカ、イギリス、カナダ、ドイツ、フランス、オーストラリアで同時バイラルチャート1位という国内アーティスト初の偉業を成し遂げたMFSの「BOW」や、TikTokでこの夏最もバズった曲のひとつとなった名古屋出身のシンガーソングライター・多部大「You」、各所で話題を振りまくラッパー・RYKEYDADDYDIRTYのロングヒット「ALL GODS BLESS ME」、数々のヒットを送り出してきた国内ヒップホップシーンの名プロデューサー・ZOT on the WAVEと「ラップスタア誕生 2021」でその存在感を見せつけたラッパー・Fuji Taitoによる「Crayon」、2020年リリース以降こちらもロングヒットとなりBillboard JAPAN「Heatseekers Songs」2022年年間チャート1位も獲得した大阪天王寺出身のシンガーソングライター・きゃないのビッグヒット曲「バニラ」など、その他も含め多くのインディペンデントアーティストの楽曲が今年の音楽シーンを彩った。

TuneCore Japanは、「2023年もさらなる活躍が期待されるインディペンデントアーティストのサポートに引き続き尽力する」と伝えている。

関連タグ

オススメ