ぴあ、21年4月〜6月期はコスト削減などにより赤字幅縮小
ぴあは8月12日、2022年3月期第1四半期の連結業績(2021年4月1日〜2021年6月30日)を発表した。
当第1四半期連結累計期間における同社グループの連結業績は、昨年来断行してきた役員報酬の減額や社員賞与カット等も含む、全社経費の縮減策の継続、ならびにライブストリーミング配信事業の強化策等により、昨年同四半期より赤字幅は大幅に減少したものの、緊急事態宣言の再発出でイベントの開催制限が再び強化され、残念ながら業績の回復も足踏みせざるを得なかった。ただし、この間のキャッシュフロー(現預金残高)は安定的に推移し、6月末の現預金は158億円と、3月末比で7億円程度増加している。
以上の結果、同社グループの第1四半期の連結業績は、売上高47億4,300万円(前年同期は売上高45億9,000万円)、営業損失11億5,400万円(前年同期は営業損失27億3,200万円)、経常損失11億6,000万円(前年同期は経常損失26億1,800万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失11億7,900万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失27億6,000万円)となった。なお、収益認識会計基準の適用により、当第1四半期より連結累計期間の売上高が純額に変更となったが、当該基準を適用しなかった場合の売上高は233億800万円であり、対前年同四半期比では187億1,800万円の増加となった。
2022年3月期の業績予想は、この間の度重なる緊急事態宣言の発出に伴い、今般の新型コロナウイルス感染症による業績への影響を現時点で合理的に算定することが極めて困難であることから、未定としている。
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