渋谷区公認「バーチャル渋谷」内にライブハウスが誕生、100組によるバーチャル音楽ライブを3/31から開催

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渋谷未来デザインとKDDIは、渋谷区公認の配信プラットフォーム「バーチャル渋谷」内において、バーチャルライブハウス「SHIBUYA UNDER SCRAMBLE powered by au 5G」をオープンする。

また、渋谷未来デザインとKDDIを主管とするYOU MAKE SHIBUYA VIRTUAL MUSIC LIVE実行委員会は、3月31日および4月16日以降の合計20日間の予定で、渋谷に関わる100組のアーティストが出演するバーチャル音楽ライブ「YOU MAKE SHIBUYA VIRTUAL MUSIC LIVE powered by au 5G」を同ライブハウスで開催する。

「SHIBUYA UNDER SCRAMBLE powered by au 5G」のイメージ

本音楽ライブは、2020年夏に実施した新型コロナウイルス感染拡大によって影響を受けたエンターテインメント・ファッションなど渋谷の文化を支える業界を支援する「YOU MAKE SHIBUYA クラウドファンディング」の一環として、コロナ禍において活動が制限されているアーティストに表現と発信の場を提供することを目的としている。

クラウドファンディングで集まった支援金と渋谷区財源を活用し、渋谷に関わるバンド、ミュージシャンたちが、最先端デジタル技術を取り入れた渋谷区公認の「バーチャル渋谷」でライブパフォーマンスを披露。2月上旬に行った出演者募集には多数の応募が集まり、その中から選ばれたアーティストとライブハウス推薦アーティストなどを含めた総勢100組が出演予定だ。

3月31日のオープニングデーには、ザ・チャレンジ、sooogood!、Wez Atlasの3組の出演が決定した。追加アーティスト出演、日程などの詳細情報は、随時公式サイトで公開される。

なお、本音楽ライブを実施するバーチャルライブハウス「SHIBUYA UNDER SCRAMBLE powered by au 5G」は「バーチャル渋谷」内の渋谷スクランブル交差点にある入口から入ることができる。渋谷スクランブル交差点の地下の空間をイメージして創られた会場は、渋谷の交差点の地下から、新しい音楽、カルチャーを生み出す場として、エンターテインメントを楽しむすべての人々に今までにない音楽体験を提供する。

渋谷未来デザインとKDDIは、今後もバーチャル渋谷での体験を拡張していくとともに、5G時代を象徴するサービス・プラットフォームとして発展させていくとのこと。

長谷部健 渋谷区長コメント

「渋谷のカルチャーをつなぎとめたいとして2020年夏に実施したクラウドファンディングにおいては、たくさんのご支援をいただき、ありがとうございました。渋谷区と共にファッション、エンタメ、飲食、理美容の事業者支援を順次行っていますが、新型コロナウイルス感染症拡大が長期化する中、これまで渋谷で活動していたアーティストや演奏家、パフォーマーなどの方々の活動や表現の場が制限されている状況に、文化の芽が途絶えていくことを危惧しています。渋谷区公認「バーチャル渋谷」にバーチャルライブハウスができたことで、活動の場が広がり、渋谷から新しいエンターテインメントが発信していけることを期待しています。また新しいエンターテインメントの楽しみ方の1つとして、このバーチャルライブハウスを活用して欲しいと思っています。

日本音楽制作者連盟 理事長/ヒップランドミュージックコーポレーション 代表取締役社長/FRIENDSHIP. 野村達矢氏コメント

世界中の人達に認識されていて一度は訪れたい日本の世界的スポットになっている渋谷のスクランブル交差点。
そのスクランブル交差点の地下空間に全世界に向けて音楽パフォーマンスを発信できるバーチャルライブハウスができる!
なんて素晴らしいことだろう!
興奮を隠しきれないです。
コロナ感染拡大により音楽パフォーマンスの表現手段は進化せざるを得ない状況になりました。
その進化の一つの形がオンラインライブです。そのアプローチの仕方には様々な方法がりますが、このように渋谷スクランブル交差点の地下にライブ発信スポットを創設するなんていうのはライブそのものの楽しみをさらに大きくし期待を高めます。
オンラインのメリットは距離に関係なく遠く世界中からもその場所に集まる事ができる可能性も秘めていることです。沢山の人たちに日本の素晴らしいアーティスト、音楽、パフォーマンスに触れてもらい、新しい才能やコンテンツがどんどんとバーチャル渋谷の街から発信されて育っていってほしいと思います。

Shibuya O-Group / TSUTAYA O-EAST 店長 岸本純一氏コメント

渋谷に全く新しいライブハウスが誕生します。
この瞬間、この夜。2度と戻らない時間を作るために様々なアーティストに出演していただけることになりました。
ライブハウスに来場されたことがある方もそうでない方も是非色んな場所からこの新しいライブハウスを体験して渋谷のエンターテイメントを楽しんでいたければと思います。

KDDIサービス統括本部 5G・xR サービス戦略部 ビジネス戦略グループ マネージャー/ミュージシャン 石川 龍氏コメント

新型コロナウイルス感染症の影響によりアーティストやライブハウス、ひいては音楽業界は未曾有の大打撃を受けました。バンドマンとして約20年間、現場に携わってきたいち音楽人としても、非力さともどかしさを強く感じる一年間でした。
様々な制約状況下において、表現方法の変化・進化が求められる中で、まさにエンターテイメント体験のデジタルトランスフォーメーション(DX)を体現する場としてバーチャルライブハウス「SHIBUYA UNDER SCRAMBLE powered by au 5G」は誕生しました。渋谷区公認「バーチャル渋谷」、そしてこのライブハウスから発信されるパフォーマンスは時間や距離の制約を超えて、世界へ向けて発信されます。世界に誇るカルチャーの発信地としての渋谷らしい、まったくあたらしい試みです!
この度、KDDIは渋谷未来デザインさまをはじめとする様々なパートナーのみなさまとともに「YOU MAKE SHIBUYA VIRTUAL MUSIC LIVE powered by au 5G」を開催することとなりました。渋谷にゆかりのある100組のアーティストのライブが繰り広げられる、とてもエキサイティングな取り組みで、この先進的な空間からどんなパフォーマンスが生まれるのか今から本当に楽しみです!私自身も「バーチャル渋谷」の運営に携わるメンバーとして、また音楽人としての経験を活かしながら、このプロジェクトに賛同していただけるアーティストやライブハウス、そしてライブに参加していただくお客さまにとって新たな可能性を感じていただくことができるよう全力で取り組んでまいります。どうぞご期待ください!

YOU MAKE SHIBUYA VIRTUAL MUSIC LIVE実行委員会/渋谷未来デザイン 理事・事務局次長 長田新子氏コメント

昨年行われたYOU MAKE SHIBUYAクラウドファンディングにおいて、本当に多くの方々にご支援いただき、その皆様の想いをどう形にするかを、音楽業界、ライブハウス関係者やアーティストの方々と対話を行いながら、日々チームで議論し計画を進めてまいりました。刻々と変化するコロナ禍の状況により計画の変更も強いられたりなどもありましたが、妥協することなく、渋谷らしいライブ配信のプラットフォーム及びアーティストや実演家の発信の場の創出を目指した結果、バーチャル渋谷のスクランブル交差点の地下にライブハウス空間を作り、今までにないライブ体験を提供するという結論に至りました。
日本の象徴的な存在であるスクランブル交差点の地下のバーチャルライブハウスから、渋谷にゆかりのある100組のアーティストがパフォーマンスを行いますので、是非多くの皆様に遊びにきていただければと思っております。また、実現するまで時間はかかりましたが、ここまで一緒に進んでいただいたパートナーの皆様に、この場を借りて感謝申し上げます。

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