NHK・民放連共同ラジオキャンペーン「ラジオの証言〜災害を語り継ぐ〜」災害現場の当事者の声を集めた特設サイトを開設

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NHK・民放連共同ラジオキャンペーン「ラジオの証言〜災害を語り継ぐ〜」

日本放送協会と日本民間放送連盟ラジオ委員会はNHK・民放連共同ラジオキャンペーン「ラジオの証言〜災害を語り継ぐ〜」を実施する。

激甚化する自然災害が続く中、ラジオは“災害列島・日本”のさまざまな災害リスクと防災・減災の知恵を伝えてきた。東日本大震災の発生から10年になるのを前に、NHKと全国の民放ラジオ局は、これまで取材してきた災害現場の当事者の声を「ラジオの証言」として集めた特設サイトを開設した。

特設サイトには、さまざまな人たちの声が掲載されている。去年7月の豪雨で大きな被害を受けた熊本に連日、支援物資を届けた地元出身の元サッカー日本代表・巻誠一郎さんは、時間の経過とともに変わる被災者のニーズについて話している。また阪神・淡路大震災の際、外に出ようとした時にガラス片で足をけがしそうになった経験から「まずはベッドのそばにスリッパを置いておこう」というパーソナリティの減災の知恵も紹介している。

サイトには災害の種類や場所による検索機能を付加し、情報を探しやすいよう工夫している。4月中旬以降は、各局の看板パーソナリティが「あの時の災害とラジオ」について語るインタビューなども順次掲載する予定。ラジオを聴く習慣がない人々のために、ラジオ・radiko・らじる★らじるの聴き方も説明している。

思いがけずラジオから聴こえてきた被災者やラジオパーソナリティの言葉が、自分や離れて暮らす大切な人を守ることがある。このキャンペーンが「ラジオを聴く習慣は、いざというときに役立つ」ことを知ってもらうきっかけになるようなキャンペーンとなっている。

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