ソニー音楽財団「子ども音楽基金」第2回(2021年度)、12件の活動へ計10,366,620円の助成決定

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ソニー音楽財団は、2019年に設立した「ソニー音楽財団 子ども音楽基金」の第2回(2021年度)において、12件の「子どもたちへの教育を目的とした音楽活動に取り組んでいる団体」の活動へ計10,366,620円の助成を決定した。

第2回助成の採択団体への贈呈は、新型コロナウイルス感染拡大の状況に鑑み、オンライン形式での実施とする。なお、各採択団体より寄せられたメッセージや意気込み・活動紹介をインターネット上で公開する。

第2回(2021年度)採択結果

(団体名/活動地域/活動名/助成金額)

  • 特定非営利活動法人赤ちゃんのほっぺ(千葉県)
    「インクルーシブ社会の実現に向け・ステップ1」269,000円
  • 特定非営利活動法人アゴラ音楽クラブ(奈良県)
    「NPO法人設立10周年笑顔をつなぐ音楽の広場」450,000円
  • 音楽のアトリエ ムジカーノ(三重県)
    「少子化が進む三重の海と山の子どもたちに、本物のクラシック音楽体験を届けたい!」379,000円
  • 特定非営利活動法人音楽のまちづくり(京都府)
    「良質な音楽によるこどもの豊かな情操教育及び自己実現を支援する活動」974,000円
  • 芸術活動サークル「ひとさし指のノクターン」(東京都)
    「わくわく!みんなで楽しむコンサート~障がいのある人もない人も一つになって~」816,000円
  • 特定非営利活動法人ネクストステージ・プランニング(東京都)
    「親子で作ろう!デジタル動画絵本」360,000円
  • Projeto Musica sem Fronteiras(群馬県・茨城県・埼玉県・東京都)
    「国際オーケストラを作ろう」2,824,580円
  • 一般社団法人北海道こどもホスピスプロジェクト(北海道)
    「難病とともにあるこども、きょうだい、家族のための音楽活動を通した支援活動」1,104,500円
  • 認定NPO法人ミュージック・シェアリング(東京都・神奈川県・大阪府)
    「障がいを持つ子どものための楽器指導支援プログラム」545,000円
  • 椋バイオリンクラブ(岐阜県)
    「こどものためのバイオリン教室」442,000円
  • モーツァルトの音楽をたのしむ会(東京都)
    「親子で楽しむコンサート ~オーケストラと共に」864,700円
  • ルロット・オーケストラ(東京都)
    「オーケストラの博物館~東京島嶼の子供たちに届けるワークショップコンサート~」1,337,840円

菊川 穣氏(選考委員会議長)コメント

今回も、多くの素晴らしい応募が集まり、選考委員会では慎重な選考を重ねました。何らかの要因で音楽に触れ・楽しむ機会が限られている子どもたちが参加できる工夫があるか、子どもたちにとって最善な計画が練られているか、というのが選考ポイントのひとつでした。新型コロナウイルス感染拡大の影響から「格差」の問題が顕在化するなか、ソニー音楽財団が推進している「誰一人取り残さない」というSDGsの理念は、より重要になっています。支援を受けられる団体の皆様の益々のご活躍を祈念いたします。

水野 道訓氏(公益財団法人ソニー音楽財団理事長)コメント

当基金へ多くのご応募をいただき御礼を申し上げるとともに、どの団体の皆様も、現在も続くコロナ禍での活動に苦慮されながらも、日々尽力されておられることに心より敬意を表します。12の採択団体の皆様は、子どもを取り巻く社会課題の解決に“音楽”を用いられ、課題解決への高い計画性や実行力を備えておられます。今回の採択によって、皆様の活動がより一層発展し、継続していただくことに繋がれば幸いです。また私どもは今年度、当基金の一環として緊急支援策「新型コロナウイルス被害支援」の公募を行い、27団体への助成金支援も実施いたしました。この基金がより価値ある基金に育っていきますよう、皆様の引き続きのご理解とご協力をお願いいたします。

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