MUTEK Montréal、今年はオンラインと現場を掛け合わせたハイブリッド形式で開催

ビジネス

MUTEK.JPより

今年で21回目となるMUTEK Montréalは、9月8日〜13日にかけて、オンラインと現場を掛け合わせたハイブリッド形式で開催される。

専門家によるプレゼンテーションやディスカッションの場であり、ヴァーチャルマーケットプレイスの「MUTEK Forum」、ヴァーチャルエキシビジョン「Distant Arcades」、そして今後発表するアーティストパフォーマンスから構成される。

MUTEK Forumは、デジタルクリエイティビティとエレクトロニックミュージックの分野で活躍するアーティストや企業などの専門家が集い、プレゼンテーションやディスカッションをする場となる。

プログラムは、9月8日にプリンストン大学のアフリカ系アメリカ人リサーチャーであり「Race After Technology」(2019年)の著者であるRuha Benjaminの講演でスタートし、デジタルアーティストRefik AnadolとアーティストでありKickstarterの共同設立者Perry Chenとの対談を行う。

9日と10日はXRと人工知能(AI)技術に焦点を当て、ゲームエンジンのリーダーUnreal Engineが開く「XR Salon」をはじめ、AIにおける人種間の平等、監視、個人情報収集に伴うリスクの問題についてのパネルディスカッション、AIに関する幅広い芸術活動の検証、電子音楽やサウンドクリエイションで使用されるAIに特化したテクニックのワークショップ、さらにMixed Reality(複合現実)の可能性や恩恵についての討論を予定。そして最終日は、音楽業界が直面している課題に焦点を当て、ゲストにモントリオールのエレクトロニックシーンの重要アーティストマリエ・デイビッドソンや、Water & Musicの創始者でありジャーナリスト兼リサーチャーのCherie Huらを迎えます。

60人以上の専門家が集まり、約30におよぶ講演、パネル、ケーススタディ、マスタークラスを通して、ノウハウや批判的アイデアを共有する。

MUTEK Forumは、プレゼンテーションやディスカッションの場であることに加え、最新の芸術的実践の追求を通してアイデアや意見を交換するためのヴァーチャルマーケットプレイスとしても機能する。フェスティバル、イベント、カルチャースペース、プロモーター、レーベル、メディア、スタジオ、テック企業、教育機関、そしてアーティストやインディペンデントのクリエイターなど、世界中から200の組織や企業、600人以上の人が参加する。参加者は自分のプロフィールを作成し、連絡を取り合ったり、1対1のミーティングを行なったりすることができる。出展者は、自社の専門知識、サービス、製品、プロジェクトを紹介する独自のスペースを利用できる。

MUTEK Forumは、9月8日〜11日までオンラインプラットフォームで開催され、9月1日から登録が可能。公開後も9月20日までコンテンツにアクセスすることができる。これへの参加は、チケットの購入が必要となる。

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