オンキヨー、台湾・Inventecと資本業務提携の検討を開始

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オンキヨーは、台湾・Inventec Corporationと、車載用スピーカーおよび電子機器の中国での生産を目的として、資本業務提携の検討開始で基本合意したと発表した。

オンキヨーはOEM事業において、中国の生産拠点である広州安橋音響(以下、GOA)にてグローバル市場向け車載用スピーカーの生産を長らく行ってきた。しかし、輸出を中心としたグローバル型のビジネスモデルを転換する必要性が生じた中、今後大きな成長が見込める中国国内市場に注目し、車載用スピーカービジネスの拡大を図っていくという。

一方、Inventecはノートパソコンやデスクトップパソコン等の電子機器を中心に手掛ける大手ODM(電子機器の開発製造受託サービス)企業であり、中国南西部の重慶に工場を持ち、重慶における電子機器の生産および中国国内ビジネスに強みを持っている。

こうした両社の取り組みをふまえ、Inventecグループがオンキヨーグループ会社であるGOAに出資について協議する。有数の自動車生産地域である重慶に工場を設立し、車載用スピーカーおよび電子機器ビジネスの拡大を図る。

今回の基本合意により予定される新設工場において、年間600万個のスピーカー生産規模を目指す。また、両社はこれらの車載用スピーカービジネスでの中国ローカル自動車メーカーとの取引をきっかけに、将来的にはInventecと共同開発した自動車向け電子機器を、日本をはじめとした世界中の自動車メーカーに販売することを目指すとしている。

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