JASRAC、2018年12月期の分配額は前年度同期比104.0%の268億円

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日本音楽著作権協会(JASRAC)は、12月25日、作詞者・作曲者・音楽出版社等へ、著作物使用料を分配した。2018年12月期の分配額は、26,893,232,098円と、前年度同期比104.0%となった。

分配対象楽曲数は、1,844,976曲。分配対象の権利者数は、音楽出版社を通じた分配を含めると、著作者59,930人、音楽出版社2,589社となる。このほか、116の外国団体を通じて249,454人の著作者、30,828社の音楽出版社にも使用料が分配された。

分野別では、インタラクティブ配信の分野で、サブスクリプションサービスや動画配信サービスの市場が拡大していることにより前年度同期比158.3%になったほか、演奏会等の分野で、コンサートなどライブ・エンタテインメント市場が好調であることにより前年度同期比108.4%となったことなどから、前年度同期を上回った。

また、9月分配期から演奏会等の分野について、分配対象の楽曲の利用された催物名、施設名、利用形態等の詳細データを、専用システムを通じて権利者に提供している(インタラクティブ配信は、2017年9月分配期から実施)。

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