カンヌで「ICMP Ralph Peer Ⅱ賞 2018」授賞式が開催、渡邊美佐氏の貢献を称える

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International Confederation of Music Publishers(国際音楽出版社連合 ICMP)は、MIDEM(国際音楽産業見本市)会期中の去る6月5日、フランス・カンヌのグランドホテルでのガラ・ディナーにおいて、世界の音楽出版業界への顕著な功績を称え渡邊美佐氏(渡辺プロダクショングループ代表、日本音楽出版社協会名誉顧問)に「ICMP Ralph Peer Ⅱ賞」を授与した。

この賞は、2013年にICMPが音楽出版業界において作詞家、作曲家の開拓、保護、地位向上に貢献した人を顕彰することを目的として制定されたもので、渡邊美佐氏は世界70か国以上のICMP会員組織によりノミネートされた候補者の中から受賞者に選ばれた。

授賞式は、ICMP役員をはじめ世界各国の音楽出版社や音楽業界の幹部ら80名が出席して盛大に開催された。

ICMPのクリス・バトラー会長が、「ICMPと世界の音楽出版社団体を代表して、この栄誉ある賞を美佐さんにお贈りすることを嬉しく思います。美佐さんは、業界において世界中で崇拝、尊敬され、長年に渡り作詞家・作曲家の開発、保護にご尽力され、充分に受賞に値される方です」とコメントすると、全員がスタンディングオベーションで渡邊美佐氏の受賞を祝福した。

これを受けて渡邊美佐氏は、「とても特別でありそして最も個人的に意味のあるこの受賞をとても光栄に思います。ラルフさんとクリスさん、そしてICMPの理事の方々、世界中にいらっしゃるICMPの会員の方々、今までお仕事を通じてご一緒させて頂いた多くの方々に、感謝申し上げます。私が今ここにいられるのは、これまでご一緒させて頂いた皆様のおかげであり、長年の友情、ご支援と信頼を嬉しく思い、感謝致します。表彰を謹んでお受けすると同時に、今後再び喜びのテーブルをご一緒に囲めることを夢見ています。最高の思い出となるこの栄誉ある賞と素敵な夜に、皆様に感謝申し上げます」と謝意を述べました。

その後、渡邊美佐氏の国内外での活躍をまとめたビデオを上映、EXPO‘70や東京音楽祭など日本国内での活動をはじめ、サミー・デイビスJr.から「クイーン」のフレディ・マーキュリーまで、海外での幅広い交友が紹介された。

ピアーミュージック社の会長・CEOであり、ICMPの理事であるラルフ・ピアー2世は、「ICMPの理事のメンバーが、『世界の音楽出版業界への顕著な貢献を称える賞』の受賞者として、美佐さんを選んだことに意義を感じ、個人的にも大変喜ばしく思います。私は光栄にも、美佐さんと長年にわたり世界の音楽出版業界、作詞家・作曲家、国際外交を通してお仕事をさせて頂きました。美佐さんは日本の音楽業界にスポットライトをあてることにご尽力されました。美佐さんは十分にこの賞を受賞するに値する貢献をされた方です」と、改めて今回の受賞を称えた。

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