【この雰囲気…大好物】NewDad、故郷への思いを込めた2ndアルバム「Altar」をリリース – FUJI ROCKで躍進した新世代バンドが描く光と影

アイルランド出身のオルタナティブ・ロック・バンド、NewDadが2025年9月19日に2ndアルバム「Altar」をリリースした。
このアルバムのフォーカス・トラックは「Misery」であり、フロント・ウーマンのJulie Dawsonは、不幸の中にいる自身の姿を率直に表現した楽曲だと、以下のようにコメントしている。
「この曲は、変化を起こして人生を良くしようとするよりも、惨めで居心地の悪い場所に留まる方が時に楽だということを歌っています。要するに、問題を解決するよりも、ただふさぎ込む方が楽なんです。歌詞のドラマ性は確かに少し誇張されていますが、曲のエネルギーに合わせるためにそうする必要があったのだと思います。この曲「Misery」では本当に自由に表現できた気がします。」
アルバム「Altar」には、これまでにリリースされた「Roobosh」「Pretty」「Everything I Wanted」といった楽曲も収録されている。それらの自己不信や葛藤を描いた楽曲を経て、「Misery」を含む今作は、バンドがアイルランドのゴールウェイからロンドンへ移住した直後に書かれた、彼らの正直な感情が赤裸々に表現された作品となっている。
「Altar」は、メンバーがゴールウェイからロンドンへ移住した後の2年間で制作されたアルバムであり、ホームシックやアイデンティティ、夢を追うことの代償といった心の葛藤を描き、光と影、癒しと痛みの間を行き来するような作品に仕上がっている。
アルバムについてJulieはこう語っている。
「このアルバムは、私にとって「家や故郷へのラブレター」。“Altar=祭壇”というタイトルは、アイルランドこそが自分にとっての信仰の対象、つまり心から崇拝している場所だという意味を込めました。」
プロデュースと共作は、Shrink(Sam Breathwick)とJustin Parkerが担当した。ドリーム・ポップのようなテクスチャーと鋭いギター、感情に訴える歌詞が美しく融合し、バンド・サウンドが新たなステージへと進化している。
2020年のデビュー以来、Pixies、The War on Drugs、Fontaines D.C.らとの共演や、2024年発売のアルバム「Madra」に伴う世界ツアーを経て、NewDadは国際的な注目を集め続けている。2025年7月26日にはFUJI ROCK FESTIVAL ’25にも出演し、日本での活動も記憶に新しい。新作「Altar」は、彼らのさらなる飛躍を確信させる一枚となっている。
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