中島みゆき、21年ぶり最新MV集&ミリオンセラー盤リマスターが同時リリース決定

今年3月に4年ぶりとなるコンサート映像作品「歌会 VOL.1」をリリースした中島みゆきが、12月17日に最新ミュージックビデオ集「THE FILM of Nakajima Miyuki Ⅱ」と、ミリオンセラーを記録したシングルコレクションアルバム「Singles 2000」のリマスター盤を同時発売することが発表された。
21年ぶりの最新MV集は7作品の映像に加え、貴重な特典映像も収録
「THE FILM of Nakajima Miyuki」(2000)、「歌姫 LIVE in L.A.」(2004)に続くミュージックビデオ集第3弾となる本作。2007年から2023年に発表された7つのシングル曲のミュージックビデオに加え、映画予告編やドラマのタイトルバックといった特典映像も収められている。NHK紅白歌合戦出場曲「麦の唄」や、アニメ映画『アリスとテレスのまぼろし工場』の主題歌として話題となった「心音(しんおん)」など、心に響く楽曲を映像とともに楽しめる。

THE FILM of Nakajima Miyuki Ⅱ
「倶(とも)に」の映像には、最新アルバム「世界が違って見える日」のジャケット撮影シーンを収録。曲の最後には、ジャケット写真として印象的な風船を持つカットがそのまま収められている。「麦の唄」では2014年の紅白歌合戦での歌唱シーンを収録。「恩知らず」では、ビルの屋上で歌唱する中島をヘリコプターから空撮し、マジックアワーの美しい空とバンドメンバーの演奏シーンを捉えた映像が見どころ。「荒野より」では、和装で文を書く姿が描かれている。「愛だけを残せ」や「一期一会」では、登場人物のリアルな人生を見守る中島自身の姿や、楽曲を熱唱するシーンにも注目だ。
今作に収録される7つのミュージックビデオのうち5つの監督を務めた翁長裕は、楽曲から着想を得たアナザーストーリーを展開している。「心音(しんおん)」は、映画本編映像が豊富に使われており、映画の世界と歌が融合した作品へと昇華している。関和亮監督による「麦の唄」では、紙芝居のような演出と紅白での歌唱映像がリンクしている。特典映像には、「銀の龍の背に乗って」が使用された映画『Dr.コトー診療所』の予告編、「一期一会」が使用された映画『シサム』の予告編、そして主題歌「慕情」が使用されたドラマ「やすらぎの郷」のタイトルバックが収録されている。
ミリオンセラーのシングルコレクション「Singles 2000」がリマスターで蘇る
2002年に発売された「Singles 2000」が、23年の時を経てリマスターされ、高品質なBlu-spec CD2として再びリリースされる。瀬尾一三プロデューサーが監修し、LAのエンジニア、スティーブン・マーカッセンがリマスターを手掛けた本作は、1994年から2000年の7年間に発表されたシングルとカップリング曲を網羅した全14曲を収録。「地上の星」「旅人のうた」「空と君のあいだに」といったミリオンセラーの3曲に加え、「ファイト!」「たかが愛」「命の別名」など、誰もが知る名曲が並ぶ。発売以降ロングセールスを続け、2019年にミリオンセラーを記録した名盤だ。リマスターとBlu-spec CD2によって、中島の歌声やサウンドがさらにクリアになり、名曲の数々をより楽しめる。

Singles 2000 【リマスター・Blu-spec CD2】
1990年代前半から2000年頃の日本はバブル崩壊を経験し、多くの人が「生きる意味」や「自分の居場所」を模索していた。そうした時代に発表されたドラマ「家なき子」(1994)の主題歌「空と君のあいだに」は、主人公の少女を見守る犬の視点から歌われ、視聴者の心を捉えた。「聖者の行進」(1998)では「命の別名」が命の重みを表現している。また、NHK「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」の主題歌「地上の星」は、日の当たらない場所で懸命に生きる人々をそっと後押ししている。そして、現代を生きる私たちもまた、同様の問いに直面している。そんなリスナーにとって「糸」は人と人とのつながりの尊さを、「ファイト!」は理不尽な現実に立ち向かう勇気を与えてくれる。収録曲はどれも、今もなお聴く者の人生に寄り添い続けている名曲ばかりだ。
「中島みゆき 劇場版 LIVEセレクション2」も全国公開へ
12月の2作品のリリース発表に合わせ、「“私たちの生きるこの時代には、中島みゆきの歌があるー”」と銘打った**「中島みゆき 劇場版 LIVEセレクション2」**が、年明け1月2日から全国で公開されることも発表された。中島みゆきの代表曲「時代」「ファイト!」「空と君のあいだに」「糸」「地上の星」「麦の唄」他、圧巻の歌唱が映画館の大スクリーンに蘇る。詳細は公式サイト(miyuki-ls-movie.jp)で後日発表予定。
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