写真=『OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2025』提供(撮影=浜村晴奈)
2025年7月19日(土)・20日(日)の2日間、大阪・万博記念公園にて開催された『OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2025』(以下、『ジャイガ』)。舞洲から吹田・万博記念公園に移して行われた今年の『ジャイガ』は、SKY STAGE、SUN STAGE、BASE STAGEの3ステージに2日間で過去最多の64組が出演。アーティストと『ジャイガ』の歴史を感じるライブが垣間見える瞬間が多かった、DAY2のレポートをお届けする。
撮影=渡邉一生
『OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2025』DAY2 2025.7.20.SUN @大阪・万博記念公園ジャイガ特設会場
終日天候に恵まれたDAY1を経て、迎えたDAY2。この日も夏らしい青空とピカピカの晴天が広がった。会場の万博記念公園には朝早くから大勢の人が詰めかけた。
リストバンドを交換して会場に向かう時、まず目に入ってくるのは太陽の塔の前に設置された『ジャイガ』オリジナルのフォトスポット。思い思いのポーズで写真を撮るオーディエンスたち。出演アーティストの写真がずらりと並んだ壁の前でも、お目当てのアーティストの写真と楽しそうに記念撮影をする人で賑わっていた。
自分たちで写真を撮るのももちろん最高に楽しく良い思い出だが、『ジャイガ』ではプロのカメラマンに写真を撮ってもらえる「ジャイフォト」を実施。SUN STAGEからSKY STAGE、BASE STAGEに向かう道中にあった一面のヒマワリ畑をバックに「ジャイフォト」してもらう人たちの姿が散見された。
フォトスポットは各ステージエリアにも出現。SKY STAGEのあるSKYエリアでは、ネオンカラーがカラフルなフォトスポットや、空気が入ってうにょうにょと動くコミカルな人形も登場し、来場者は大喜びで遊んだり写真を撮っていた。
撮影=キョートタナカ
そしてなんといっても『ジャイガ』で便利なのは、公式アプリだ。自分だけの「マイタイムテーブル」を設定したり、グッズ購入整理券やクロークを事前に確保できたり、エリアマップをオフライン状態で使えたり、準備も当日もスムーズに『ジャイガ』を楽しむことができた。
様々なクリエイターが手がけたオフィシャルグッズも登場。クロークの近くには、グッズの見本を手に取ることができるおしゃれなブース「GIGA OFFICIAL GOODS SHOW ROOM」も用意されていた。グッズの売り切れ状況はグッズ売り場のボードや公式アプリで随時更新される。アーティストの名前入りグッズなどが当たる「ジャイガチャ」も大人気だった。
撮影=キョートタナカ
SKYエリアから川を越えたところにある「ジャイガわくわく広場」は、屋根と椅子のある日よけエリアや、テントやシートを敷いて過ごすフリーテント・シートエリアを設置。SKY STAGEのライブの模様も大きなビジョンで映し出され、エリア内にフードやドリンクブース、出張オフィシャルグッズも出店していたため、混雑を避けてゆっくり涼んだり食事をしながらライブを楽しめるようになっていた。
BASE STAGE付近では、イラストレーター・DAICHI YANAI.が、「ジャイガわくわく広場」では、オフィシャルグッズの一部イラストを手がけたイラストレーター・ZERO ZERO HERO with over printがライブペインティングを実施。カラフルに描かれていくイラストを見た来場者は「かわいい~!」と歓声を上げて写真を撮っていた。
撮影=松本いづみ
SKY STAGEから「ジャイガわくわく広場」の道となっている川底(水は流れていない)の大きな石には手描きでZERO ZERO HEROの手描きイラスト案内を発見することができ、テンションが上がった。近くにはキッズ休憩所もあり、ファミリーで『ジャイガ』に来ても楽しめる工夫が随所になされているのは、とても嬉しいことだろう。
撮影=オイケカオリ
開演までの時間を楽しんでいるうちに、あっという間にライブの時間。DAY2もいくつかのアーティストをピックアップしてライブレポートをお届けする。
ヤバイTシャツ屋さん
撮影=オイケカオリ
SKY STAGEのトッパーを担ったのはヤバイTシャツ屋さん。現在ありぼぼ(Ba.Vo)が妊娠中のため、この『ジャイガ』から「助っ人」を呼んだ新体制で一部ライブ活動を行う。この日の助っ人はWiennersの∴560∵(Ba.Cho)。こやまたくや(Gt.Vo)が「午前中からブチかましていこうぜ!」と叫び、もりもりもと(Dr.&Cho)のビートが鋭く響いて「Universal Serial Bus」「Blooming the Tank-top」「メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲」を投下、早くも会場をひとつにする。男子3人のヤバTも新鮮で良い感じだ。
撮影=オイケカオリ
ここでスペシャルゲストボーカル、サバシスターのなちが登場! PIZZA OF DEATHのピンクTシャツを着て「ハッピーウェディング前ソング」「L・O・V・Eタオル」「かわE」をキュートに歌唱。続く「あつまれ! パーティーピーポー」ではフレデリックの三原健司が登場! まさかの人選にフロアは大歓喜&大暴れ! <しゃっ! しゃっ!>と歌いつつも、1曲の中で高いボーカルスキルを発揮したのはさすがだった。
撮影=オイケカオリ
ラストスパートは男3人で突っ走る。ありぼぼの復帰と元気な赤ちゃんが産まれてくることを願いつつ、「ヤバみ」で最大のサークルを作り上げて大団円、と思いきや「ごめん、まだ時間ある!」と「Universal Serial Bus」をもう一度披露。時間いっぱいの全力ライブで最高の時間を届けてくれた。
Kroi
撮影=渡邉一生
燦々と太陽が照りつけるSUN STAGEでは、Kroiが『ジャイガ』初登場を果たした。内田怜央(Vo)がアカペラで<Everybody Funky>と歌い出すと、長谷部悠生(Gt)、関将典(Ba)、益田英知(Dr)、千葉大樹(Key)がジョイン、内田もパーカッションをパワフルに叩く。いきなりのアンセム「Juden」投下に、オーディエンスは大歓喜でダンス! 暑さに引っ張られてなのか、ソロ回しからのセッションは熱を帯びて最高にグルーヴィー。そこからシームレスに「Amber」へ突入すると、お茶目なMCを挟んで7月16日にリリースされたばかりの新曲「Method」を披露。
撮影=渡邉一生
さらにドープな「Hyper」へと潜り、イントロでベースラインが火を吹いた「Fire Brain」へ。内田は「気付いたら楽しくて最後の曲になってました。Kroiは日々、自分たちの慣らしたい音新しい音楽を作ろうと活動しております。面白いなと思った人は応援してください!」と述べてしばらく下を向いたと思えば、しばしの沈黙の後、すさまじい爆発力でラストセッション! 生演奏だからこその自在さで、記憶に残るホットなライブを見せてくれた。
Fear, and Loathing in Las Vegas
撮影=オイケカオリ
SKY STAGEには、『ジャイガ』常連のFear, and Loathing in Las Vegas(以下、ベガス)が登場。元気に走り込んだSo(Vo)、Minami(Vo, Key)、Taiki(Gt)、Tetsuya(Ba)、Tomonori(Dr)は、「この暑さも楽しんでいくぞ!(So)」と爆音で「Return to Zero」をドロップ。SoとMinamiのツインボーカルも、パラパラダンスも冴え渡る。「Song of Steelers」では見渡す限りのオーディエンスが全員でジャンプ! 圧倒的な一体感にメンバーも笑顔を見せる。
撮影=オイケカオリ
Soは「暑すぎるぞ『ジャイガ』ー! 俺らと一緒にバカになって、イかれた夏の爆裂パーティーできるかー!」と叫び「Party Boys」を投下。その後も、ひと時も休ませないぞとばかりに「Crossover」「Virture and Vice」「Twilight」と思い切りラウドでヘヴィなロックを解き放ち、最後の「Massive Core」まで完璧なステージングで見事に場を掌握した。初見の人も巻き込むキレキレのパフォーマンスで、気持ちの良い汗をかかせてくれた。
RIP SLYME
撮影=ハヤシマコ
RYO-Z、ILMARI、PES、FUMIYA、SUのオリジナルメンバーで8年ぶりに再集結し、来年3月までの1年間限定で活動中のRIP SLYME。彼ら5人のライブを観ようとSKY STAGEには大勢のオーディエンスが詰めかける。メンバーが姿を現した途端、待ってましたとばかりにフロアは熱狂! ステージを右へ左へと歩きながらラップを繰り出すメンバーに大喜びで手を振る。RYO-Zが「今夜はしっかり熱い夜を迎えたいですよね?」と煽り投下した「熱帯夜」。世代を超えて愛される名曲を共にシンガロング。とある人物の乱入で一緒にダンスする場面もあり、会場はさらなる大興奮の渦に包まれた。
撮影=ハヤシマコ
「Wacha Wacha」で大盛り上がりした後は「FUNKASTIC」「JUMP」で一層熱を引き上げる。アンセム揃いのセットリストの中で披露された最新曲の「どON」も既にファンには馴染んでいる様子。「俺たちにとっても君たちにとってもこのステージは楽園だ!」とプレイされた「楽園ベイベー」を経て、最後は「JOINT」でタオル回し! 最高の笑顔を咲かせたファン待望のステージだった。
撮影=ハヤシマコ
Aooo
撮影=桃子
4月に『ジャイガ』スピンオフイベントとして梅田で開催された『「THE BONDS 2025」GIGANTIC TOWN MEETING』で大トリをつとめたAoooが、BASE STAGEに登場。それぞれソロでも活躍する石野理子(Vo)、すりぃ(Gt)、やまもとひかる(Ba)、ツミキ(Dr)の実力派ドリームバンドだ。フロアがゆるやかな丘のようになったBASE STAGEには、実に多くの人が集結した。序盤は「BAQN」「サラダボウル」「魔法はスパイス」とキャッチーに疾走。透明感のある石野の歌声、動きまくるやまもとのベースライン、手数の多いツミキのビート、すりぃのテクニックが光るギターソロと、4人の実力が粒立って聴こえるアンサンブルは本当に気持ちが良い。
撮影=桃子
石野は「『ジャイガ』が夏フェス1本目、一緒に最高の夏のスタートが切れるようにブチ上げて帰りたいと思います!」と笑顔で述べると「フラジャイル・ナイト」に続き、7~9月の3ヶ月連続シングル第1弾で、すりぃ作詞作曲の「Yankeee」をライブ初披露。ボカロPとしても活躍するすりぃらしい楽曲で、彼自身が歌唱するパートもあり、ファンを喜ばせた。ラストスパートは石野がシンセを弾き、ソロ回しがクールな「イエロートイ」から「水中少女」へ。余韻が残るほど思い切りパワフルに締め括った。
Chevon
撮影=松本いづみ
夕方のSUN STAGEに立ったのは、大躍進を見せる北海道発のChevon。『ジャイガ』出演は今回が初となる。サポートドラマー小林令のソロをキッカケに、いきなりフルパワーで「ダンス・デカダンス」をプレイ。谷絹茉優(Vo)の高低を行き来するボーカル、Ktjm(Gt)とオオノタツヤ(Ba)、小林のり出すグルーヴがフロアを巻き込んでいく。谷絹は「我々が北海道札幌出身のChevonです! どうぞよしなに!」といつもの挨拶をして「SUN STAGE、名に恥じぬ晴天。夏来ましたよ!」と「antlion」「ボクらの夏休み戦争」を響かせる。自身で”第2章”と表現していたように、3人の佇まいや演奏力には自信が漲っていて、明らかにステージがひとつ上がった感じがあった。当然フロアも牽引されて高まりを増す。そんなフロアを嬉しそうに見て谷絹は「フェスというのはうちらが作ってるんじゃなくて、あなた方が作ってるもんですから」と一言。
撮影=松本いづみ
後半、アンセム「Banquet」から5月にリリースされた「DUA・RHYTHM」への流れは、谷絹の教祖感とバチバチのサウンドが相まってChevonの世界観がより際立っていた。ラストはFM802の2024年12月度ヘビロにもなった「銃電中」を全力でぶちかます。本能で音楽を楽しむことを改めて教えてくれたChevon。彼らの快進撃は止まらないだろう。
MY FIRST STORY
撮影=オイケカオリ
陽が暮れたSKY STAGE、MY FIRST STORYが見せたのは圧巻のパフォーマンス。昨年、一番大きなSUN&COAST STAGEで2日間の大トリをつとめた時の景色が今も記憶に新しい。順に現れたKid’z(Dr)、Nob(Ba)、Teru(Gt)、Hiro(Vo)へのオーディエンスの熱視線と興奮が、彼らの人気ぶりを実感させる。1曲目の「MONSTER」から巨大なサークルが出現し、「蜃気楼」「Missing You」と畳み掛けるにつれて熱が高まり続ける。ダイバーとリフトでぐちゃぐちゃになるフロア。バンドとファンの信頼関係が目に見えるようだ。
撮影=オイケカオリ
さらに「REVIVER」「You’re already dead」「モノクロエフェクター」「ALONE」と、ほぼノンストップでガンガンに煽りまくりながら低音から高音までカバーする美声を全身で響かせるHiro。Nob、Teru、Kid’zの洗練されつつもパワフルな爆裂サウンドはすさまじい。ラストの「不可逆リプレイス」では、Hiroが「戦う準備できてますか大阪!」と柵の前に降り立ち、オーディエンスの目の前で歌唱。ファンと拳を合わせてコミュニケーションを取り、「最高の景色ありがとうございます! ぜってえ忘れねえからな!」と約束する。最後の最後まで一瞬の隙もないカリスマ性と熱狂を見せつけた。
04 Limited Sazabys
初年度からほぼ毎年出演し、7回目の出演となった04 Limited Sazabys(以下、フォーリミ)が2日間の大トリをつとめ上げた。リハから砂埃が舞い上がり、期待感はMAXに。ライブ前、FM802 DJの浅井博章によって『ジャイガ』という略称の名付け親がGEN(Vo.Ba)であることが伝えられた。
ビジョンにフォーリミの歴史をまとめた映像が流れる。中には過去の『ジャイガ』出演時のライブ映像も。そして袖にいるメンバーの様子がリアルタイムで映し出され、HIROKAZ(Gt)、RYU-TA(Gt.Cho)、KOUHEI(Dr.Cho)、GENが登場。「まだ元気余ってる?涼しくなってきてこっからでしょ?04 Limited Sazabys始めます!」とのGENの言葉から「message」を投下。さらに続くライブアンセムに吸い寄せられたオーディエンスがいくつもサークルを作り、最高潮の盛り上がりに。
撮影=松本いづみ
GENは「大トリ光栄です。こんなに良い時間帯、しかもこの場所、愛してやまない岡本太郎の太陽の塔、さっき初めて目撃してビンビンきております」と笑顔。GENは太陽の塔への感動がよほど大きかったようで、「こんな良い場所に立たせてくれてありがとうございます」と何度も口にしていた。
「明日は海の日、夏の三大欲求は食欲、性欲、海水浴!」と音の海を泳いだ「swim」から「My HERO」「Kick it」「Alien」と連投するにつれ、サークルの数と大きさがどんどん増大していく。たまらずRYU-TAも「ジャイガの大トリ、気持ちいー!」と咆哮。後半は「midnight crusing」「Letter」「Honey」とメロディアスで優しい曲を歌い、世界観を広げていった。
撮影=松本いづみ
GENは「『ジャイガ』が誰もが知るイベントになったのも嬉しいし、このタイミングで大トリにオファーしてくれたのも嬉しいです」と述べる。「大阪のフェスで大トリは初めてだけど、目撃して一緒にいてくれてありがとう! 『ジャイガ』は紛れもなく良いフェスなので、これからも一緒に守っていきましょう! 今日は選挙日だったけど、俺は何か事が起きるなら少しでも良い変化が起きてほしいし、ポジティブな影響をもたらしてほしいと思ってます」と愛を込めて、ラストの「monolith」まで一気に駆け抜けた。
撮影=松本いづみ
アンコールは「前に進む俺たちには、もう愛以外必要ない!」と叫んで「Keep going」に希望と想いを託すと、急遽「Remember」を披露。特効の炎にサークルも出現して大盛り上がり! そして、大役を終えたメンバーに花火の特大プレゼント。4人仲良くステージから花火を見るメンバーの姿もエモーショナルだった。
撮影=松本いづみ
2日間、万博記念公園でさまざまな景色を見せてくれた『ジャイガ』。イープラスブースに設置されたメッセージボードには「04 来てくれて感謝」などアーティストへの愛と感謝を伝える言葉をはじめ、「万博ジャイガ最高!」「最高の夏をありがとう!!」「ジャイガで夏を乗りこえる!!」といった熱いメッセージも。
2026年は『ジャイガ』開始から10周年を迎える。どんなスペシャルな『ジャイガ』になるか、楽しみにしておこう。
撮影=オイケカオリ
取材・文=久保田瑛理 写真=『OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2025』提供
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『OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2025』DAY2
ヤバイTシャツ屋さん
撮影=オイケカオリ
撮影=オイケカオリ
撮影=オイケカオリ
撮影=オイケカオリ
撮影=オイケカオリ
撮影=オイケカオリ
撮影=オイケカオリ
Kroi
撮影=渡邉一生
撮影=渡邉一生
撮影=渡邉一生
撮影=渡邉一生
撮影=渡邉一生
撮影=渡邉一生
Fear, and Loathing in Las Vegas
撮影=オイケカオリ
撮影=オイケカオリ
撮影=オイケカオリ
撮影=オイケカオリ
撮影=オイケカオリ
撮影=オイケカオリ
撮影=オイケカオリ
RIP SLYME
撮影=ハヤシマコ
撮影=ハヤシマコ
撮影=ハヤシマコ
撮影=ハヤシマコ
撮影=ハヤシマコ
撮影=ハヤシマコ
撮影=ハヤシマコ
Aooo
撮影=桃子
撮影=桃子
撮影=桃子
撮影=桃子
撮影=桃子
Chevon
撮影=松本いづみ
撮影=松本いづみ
撮影=松本いづみ
撮影=松本いづみ
MY FIRST STORY
撮影=オイケカオリ
撮影=オイケカオリ
撮影=オイケカオリ
撮影=オイケカオリ
撮影=オイケカオリ
撮影=オイケカオリ
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