話題の新曲を最速で知れる、Spotifyの人気プレイリスト『New Music Wednesday』を、ナビゲーターの竹内琢也が深掘りするプログラム『New Music Wednesday [Podcast Edition]』。『NMW』リストイン楽曲&今週の注目ニュースを深堀り! このSPICEでは同番組で紹介されている、プレイリストだけでは知ることのできないエピソードやSpotifyのエディター(プレイリストを構成している人たち)のこだわりをピックアップして掲載。
今週はSTUTSがKohjiyaとHana Hopeを迎えたポカリCMソングをリリースしてカバーに登場! SIRUP、UKバンドのハード・ライフ、Taka Perryがコラボした新曲や、C.O.S.Aの新曲もリリース。ドイツ・ベルリンで録音された折坂悠太の新作EPや、日本人の母とアメリカ人の父を持つシンガーソングライター・Mei Semonesのアルバムもピックアップ! この1週間の気になる音楽ニュースも深堀り!さらに、Leinaからメッセージも到着! アーティストのライブやフェス情報も掲載しているので要チェックだ。番組への感想やリクエストはSpotifyアプリのコメント機能から投稿を。
STUTS「99 Steps」
STUTSの新曲「99 Steps(feat. Kohjiya, Hana Hope)」がリリースになり、今週の『New Music Wednesday』のカバーを飾っています。プロデューサー/トラックメイカーのSTUTS、ラッパーのKohjiya、3月にメジャー1stアルバム『Between The Stars』を発表したばかりのシンガー・Hana Hopeのコラボ楽曲となります。Hana Hopeが歌うメロディとリリックは、STUTSの盟友である北里彰久が担当しています。今作はポカリスエットの新CMソングとして起用されています。
(ナイスコラボですね。STUTSにKohjiya、Hana Hopeと、近年の活躍が目覚ましい若手アーティストとのコラボ曲。北里さんは、STUTSさんと初期からAlfred Beach Sandal名義でのコラボも多い盟友ですね。で、私この曲の初披露のライブにいました。先月末にZepp Hanedaで行われた『GO-AheadZ FutureZ』というイベントです。STUTSとKohjiyaさんが一緒に出てたので、STUTSのステージにKohjiyaさんが出てきてコラボ。超良かったです。楽曲も素晴らしいんだけど、ライブだとまた良くて……Spotifyでもチル系、ドライブ系を中心に様々なユーザープレイリストへピックされると思いますが、ライブでも生える、すごい爽やかな曲だなという印象をうけました)
(ポカリというと爽やかなイメージのCMで、曲もヒットが多いですね。だけど、あんまりヒップホップのイメージなくないですか? 今回イメージを刷新しているようで、まず女子のヒロインのイメージが強いCMですが、10年ぶりの男性主演、かつ初の男子高校生主演となるキャスティングも話題になってます!)
C.O.S.A「FLOR DE MOLTISANTI」
C.O.S.Aの新曲「FLOR DE MOLTISANTI」がリリースになりました。(C.O.S.AはSpotifyではユーザープレイリストの幅が広いです。タイトルに「チル」「チルい」と入っているものから、「ぶちあがる」「ノリノリ」「hard」といったワードを使ったものまで。確かにC.O.S.Aさんはどっちもありますよね。楽曲バラエティが豊富なC.O.S.Aさんらしい感じ。ずっとSUMMITにいたC.O.S.Aですが、今年独立し Moltisanti Musicを立ち上げてます。この自主レーベルの名前が曲のタイトルにもなっています)
Spotifyではヒップホッププレイリスト『+81 Connect』のカバーも飾っています。
SIRUP「RENDEZVOUS feat. hard life」
SIRUPの新曲「RENDEZVOUS(feat. hard life)」がリリースになりました。今作はSIRUPにとって2025年第1弾楽曲となり、UKのバンドハード・ライフが参加しています。(昨年はタイのHYBS、韓国のSUMINやZion.Tなどアジア勢とのコラボも多かったSIRUP。ハード・ライフは元々イージー・ライフとして活動していたバンドで、航空会社のイージージェットなどを運営しているイージーグループとの法廷闘争に負け、名前をハード・ライフにしています。この改名もユーモアがきいてて大好きなんですが……デビューアルバム、2ndアルバム共にUKチャート2位を記録しているイギリスの人気バンドで、最近で言うとアレキサンドロスのニューアルバムにも参加してましたね)
今回のコラボは、ボーカルのマレー・マトレーヴァーズからのオファーによって実現しています。プロデュースは、過去にもSIRUPと作業をしているオーストラリア出身のTaka Perry。(グローバルに活動する方で、日本ではFurui Riho、iri、Aile The Shota、yamaの作品なども手がけています。7月リリース予定のhard lifeの3rdアルバム『onion』の全曲サウンドプロデュースも担当。日本だけでなくhard lifeのUK、Taka Perryのオーストラリア、もちろんUSでも。世界各国での反響が期待されます)なおSIRUPは、6月から全国ツアー『NEXT LIFE TOUR 2025』を開催予定です。
折坂悠太「トランポリン」
折坂悠太の新作EP「Straße」がリリースになりました。本作は、2023年6月にドイツ・ベルリンでレコーディングされた音源が収録されたEPで、「街」や「通り」を意味するドイツ語のタイトルが冠されています。今作のレコーディングには、バンドメンバーであるsenoo ricky(Dr)、宮田あずみ(Contrabass)、山内弘太(EG)が参加し、現地在住のエンジニア・大城真との再会をキッカケに、ベルリンのBonello Tonstudioで全編一発録りで録音されています。EPには、「トランポリン」「たこぶつ」「友達」などの新曲のほか、活動10周年を記念して再録された「あけぼの(2023)」、アルバム『呪文』収録前のアレンジが聴ける「凪(In Berlin)」、さらにレコーディングの予定にはなかったものの、現地エンジニアのTobias Oberに捧げる形で披露された「さびしさ(For Tobi)」の全6曲が収録されています。
Mei Semones「Animaru」
Mei Semonesのアルバム『Animaru』がリリースになりました。日本人の母とアメリカ人の父を持つシンガーソングライターであるMEI SEMONES。アメリカ・ミシガン州で育ち、現在はニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動しています。(Spotifyではインディーを担当しているエディターの中で大きく注目されていて、インディー系の主要プレイリストでガッツリピックされてます。このアルバムは5月2日にリリースとなったんですが、『Lorem』、『Indie Shuffle』でカバーを飾りました。「Jazz and Bossa Nova-influenced Indie J-POP」と自身の音楽を表現しています。まさしく…という感じ。あとはやはり日本とアメリカにルーツを持つので、英語も使いながら日本語の歌詞がすごい印象的。日本語がスパイス的に散りばめられた感じ。日本でのリスナーも飛躍的に増えていて、最新のデータではUSについで2番目まで上がってきました。今回も『Animaru』は英語の綴り(「Animal」)ではなく、「アニマル」という言葉の発音をそのままアルファベットにしたもので、日本のエッセンスはいたるところで感じます)
なお、MEI SEMONESは今年7月に開催される『FUJI ROCK FESTIVAL ’25』への出演も決定しています。(ライブがみたい! 昨年、渋谷で行われたアジアインディーフェスBiKNにて、初来日ステージがあり、これもすごいよかったみたいで。あとインスタのリールにギターを弾き、歌う動画が沢山投稿されていて、ライブがみたいなって思いました。キュートで、サウンドが気持ち良くて、すごくいいですよ!)
文=竹内琢也、Y.SHOGO
『New Music Wednesday [Podcast Edition]』とは……
毎週水曜日に、その週リリースされた注目の新曲を中心に更新される、Spotifyのプレイリスト『New Music Wednesday』をさらに深掘りするSpotify公式ポッドキャスト。この番組をチェックすると話題の新曲をいち早く、そして詳しく知ることができて、今の音楽シーンがまるわかりに。あなたの通勤、通学、スキマ時間に無料で聴くことができるので是非チェックを。また番組では、Spotifyアプリの「Q&A」からメッセージやリクエストも募集中。あなたのオススメ曲や思い出ソングが紹介されるかも!? 番組への感想やリクエストはSpotifyのコメント機能から投稿を!
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