優里が出演した「Red Bull Jukebox 2023」、13,000人が来場した幕張メッセが一体に

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©︎So Hasegawa

人気アーティストのステージをみんなで創り上げる、レッドブルによるファンの想いがカタチになる音楽ライブ「Red Bull Jukebox 2023」が3月5日千葉・幕張メッセにて行われた。

このイベントに出演したのは、あらゆる楽曲を自分の世界観で歌いこなすシンガーソングライターの優里。13,000人が来場した今回のライブは、優里にとって地元幕張で行うこれまでで最大規模のワンマンライブとなった。

Red Bull Jukeboxは曲やアレンジ、ステージ演出まで、ファンが投票で選んで、人気アーティストのステージをみんなで創り上げるというユニークな音楽ライブ。当日のセットリストはオンラインによる「事前投票」と会場での「当日投票」によって決まるため、ファンにとってはライブ本番を迎える前からイベントの楽しさが始まるものになっていた。また YouTube や SNSを駆使してファンとの交流を深めてきた優里にとっても、ファンとのコミュニケーションからリアルなコンサートを作り上げるという新たな挑戦となった。

「Red Bull Jukebox、始めます」という掛け声から始まった優里のライブでは、序盤から「ピーターパン」や「タイムマシン」などが披露された。客演アーティストを招いて優里の代表曲をアレンジする「COLLABORATION PICK」では、優里がコラボレーション相手としてオファーしたヒップホップ界のクイーンAwichがステージに登場。2人によるラップを交えたヒップホップ・アレンジの「花鳥風月」が披露された後には、会場から大きな拍手が送られた。

またMCで優里が会場に向かって「地元の幕張メッセでライブができてうれしい。ここにいるみんなで最後まで盛り上げていきましょう!」と呼びかけた後の「GENRE PICK」では、事前に行われた投票で「EDM」をおさえて票を勝ち取ったパンクロックバージョンの「ドライフラワー」が披露され、会場は熱狂のるつぼに。

そして、ステージ上で見事勝ち残ったどちらか1名には優里が楽曲提供というかたちで“翼をさずける”「TikTok #優里から翼をさずかるチャレンジ」では、一般応募から選ばれたシンガーソングライターのざらめとSoraがステージに登場。「幕張メッセで歌うのはすごく勇気がいること。本人たちはドキドキすると思うけど見届けたい」と優里は語ったあと、チャレンジがスタート。両者ともに熱の入った歌唱を披露し、観客席からの拍手の大きさをもとにした審査の結果、「BAK / 不言論」をカバーしたざらめが見事勝ち残った。

続く優里に歌ってもらいたいカバー曲が披露される「COVER PICK」では、優里による玉置浩二の「田園」のカバーが披露された。また 2 曲のうちから優里に歌ってもらいたい曲を当日ファンが会場で決める「LIVE PICK」では、なかなか判定がつかなかったことを受け、優里は「シャッター」と「レオ」の2 曲ともを披露した。

さらに優里が共演してみたいアーティストを選ぶ「ARTIST PICK」では、ロックバンド・SUPER BEAVERの渋谷龍太がステージに登場し、2 人は「SUPER BEAVER / 人として」「優里 / かごめ」の2 曲をコラボレーションで披露。息のあったパフォーマンスに会場が酔いしれた。

そして、当日優里にやってもらいたいファンサービス(演出)を会場エントランスに設置された特設ゲートの通過した人の多さで決める「FAN PICK」では「インフィニティ」が選ばれた。それを受けて、トロッコに乗って優里が客席を回るという特別な演出も観客を大いに盛り上げた。

優里は、ライブ終盤での「GREATEST HITS PICK」では「みなさんが選んでくれた楽曲を心を込めて歌います」と宣言したあと「メリーゴーランド」「ベテルギウス」を熱唱。続いて「地元のライブハウスと言ったら僕にとっては幕張メッセで、その幕張メッセを今日埋められた。今までいろいろな選択肢があり、遠回りしてきたけど、みんなに伝えたいのは選択するのを恐れないでほしいということ。そんな気持ちを歌います」と観客に語りかけたあと、「ビリミリオン」を披露し、ライブ本編を終えた。

その後、アンコールを求める観客からの拍手が鳴り止まないことを受け、ステージに再び姿を現すと「飛行船」を披露。その終盤では飛行船が観客席上空を飛び回るという演出も行われ、観客の注目を集めた。そして、最後に優理は「ありがとうございました」と感謝の言葉を口にし、レッドブルとのコラボレーションだからこそ実現した、多くの熱狂と感動が見られたとてもユニークなライブの幕を下ろした。

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