カルメン・マキ&OZ、Zeppツアーの特典CDの詳細が明らかに

アーティスト

11月3日の名古屋を皮切りに大阪、東京でツアーを行うカルメン・マキ&OZの特別記念ミニCDの内容が明らかにされた。CDには昨年11月29日に東京・メルパルクホールで開催された”カルメン・マキ&OZ 2020「閉ざされた町」〜コロナの時代を超えて再び〜”公演での10分超にも及んだ彼らの代表曲でもある「閉ざされた町」のライブ音源を収録。同公演のライブ写真をフィーチャーした見開き紙ジャケットで、本公演のためだけに作られた特別仕様の1枚。東名阪公演の各会場で入場時に渡される。

カルメン・マキ&OZは1975年に1stアルバムをリリースし、翌76年7月21日にUSA録音の2ndアルバム「閉ざされた町」を発表。グランド・ファンク・レイルロードの来日公演のフロント・アクトを務めるなど、当時珍しい女性シンガーのロックバンドとして活躍するも1977年10月18日の新宿厚生年金会館でのライブで惜しまれながら解散。2018年10月に神奈川・川崎クラブチッタの30周年記念イベントで41年ぶりに再結成単独公演を果たし、翌2019年のバンド・デビュー45周年ツアーを国内5都市で、昨年2020年には川崎クラブチッタ、東京・メルパルクホールで3公演を行った。

今年の東名阪ツアーのタイトルになった「空へ」は、1977年6月にリリースされた2ndシングル(アルバム”カルメン・マキ&OZ 3(1977)”収録)で、「閉ざされた町」と並ぶ彼らの代表曲のひとつ。カルメン・マキのジャニス・ジョプリンへの想いを描いたと言われる。歌詞に登場する「おまえ」は、カルメン・マキにとってのジャニスであり「明日はきっと/おまえのように/飛んでみせるよ 私も」で、多くのリスナーは明日への希望を胸に抱き続けてきた。しかしながら、自身の当時のジャニスへの想いを歌った曲であるということもあって、2018年の再結成以降は演奏されることなく、長らく封印されていた因縁の曲。この「幻」の名曲の封印を今回解くのは、何かにチャレンジして懸命に生きている人や夢をなくしてしまった仲間にも、もう一度勇気をもって行こうという思いと、コロナ禍で沈んでしまった現状への回復に向けた思いから。ツアー・タイトルを「夢見る頃を過ぎて〜空へ 2021〜」と付け、未来に向けた2021年の「空へ」を歌う。長らく応援しているファンにとっては、まさに待ちに待った名曲の復活となる。

カルメン・マキ&OZの東名阪ツアーのチケットは各プレイガイドにて発売中。特典のCDは入場時に配布される。

関連タグ

関連タグはありません

オススメ