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【プライベートスタジオ公開連載「家スタ!」】LACCO TOWER・真一ジェット編

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真一ジェット

真一ジェット

ミュージシャンのプライベートスタジオを公開する連載「家スタ!」。今回はLACCO TOWERのキーボード、真一ジェットが登場! お気に入りポイントから、詳細な使用機材等、あれこれ教えてもらった。

――自宅スタジオのお気に入りポイントは?

Mac Book Proとmidiキーボードさえあればいつでもどこでも作業ができるところです。

――メインの使用楽器は? 

・YAMAHA MOTIF XF7(マスターキーボード)
主にライブ用で家ではほとんど使いません。(自宅でも)たまにライブでこの弾き慣れている鍵盤でないと出せないニュアンスが必要なときに使います。

・HAMMOND XK-1c(オルガン)
オルガン音源としてソフトシンセのUVI / Retro Organ Suiteと曲によって使い分けています。ライブはこちらを使っています。

――スタジオ環境は?

■マイク 
・audio technica / AT2050 コンデンサーマイク
たまに歌を録ったりするのと、生配信用に複数人で話すことを想定して指向性を切り替えることができるこちらを使用しています。
無指向、単一指向、双指向をスイッチで簡単に切り替えることができるので便利です。

■モニター 
・YAMAHA  / HS5 
モニタースピーカーは定番のこれです。コスパも最強。でも騒音を気にしてたまにしか鳴らしません。

■ヘッドフォン
・beyerdynamic ( ベイヤーダイナミック ) / DT250 80Ω 密閉型モニターヘッドホン
メインのヘッドフォンです。定番のSONYの MDR-CD900STよりも低音寄りのフラットで、長時間使っていても耳が疲れません。基本はこちらをずっとつけています。

・SONY / MDR-CD900ST 密閉型スタジオモニターヘッドホン
定番中の定番。業界のスタンダードなので最終チェックや派手な音を聴きたいときなどに使用しています。

■イヤフォン
・SHURE  / SE425
主にライブでのイヤモニとして使用しています。

■midiキーボード
・ROLAND / A-49-BK MIDIキーボードコントローラ
コンパクトなmidiキーボードは色々と使用してきましたが、これが一番鍵盤の感じが自分に合っています。持ち運びもしやすいので、ツアー中も常に機材車に入れておいてホテルに持ち込んで弾いています。家では主にドラムのリアルタイム打ち込みに使ってます。

・YAMAHA / NP-32 電子ピアノ
厳密に言えばmidiキーボードではなく電子ピアノですが、Macに繋いでmidiキーボードとして使用しています。76鍵盤あるのでピアノの打ち込みにも十分使えます。今はこちらがメインのMIDIキーボードです。

■オーディオインターフェイス
・STEINBERG / UR44C オーディオインターフェイス
・STEINBERG / UR44 オーディオインターフェイス
ライブで使用するのと家用にSTEINBERGのUR44とUR44Cの2つを使っています。配信の時は2つを同時に使用したりもします。

・MOTU / 624 USB/Thunderboltオーディオインターフェイス
レコーディングなど本番のときはこちらを使うことが多いです。

――使用ソフトは?

・Logic Pro X
7時代からずっとLogicを使用しています。

――おすすめのプラグインは?

・SYNTHOGY /Ivory II Grand Pianos (ピアノ音源)
最強のピアノ音源です。ピアノ音源だけで77GBの容量があります。内蔵のディスクを圧迫するので外付けのSSDにインストールして使用しています。
3つのグランドピアノの音が入っているのですが、ほぼSteinwayの音を使っています。LACCO TOWERの音源のピアノはほぼこれです。

・UVI / Retro Organ Suite ソフト音源(オルガン音源)
オルガン音源です。6つのオルガンインストゥルメントが収録されていてそれぞれに個性があっていいですが、特に1940年代のビンテージ ハモンド B3 とレスリーロータリースピーカーをベースにしているHammer Bはとても気に入っています。ハードのHAMMOND XK-1cと曲によって使い分けています。

・SPECTRASONICS / Omnisphere 2 (ソフトウェアシンセサイザー)
とんでもない量の音源が入ってます。主にパッド系やアナログシンセ系の音色が欲しいときに使っています。とにかく音がありすぎて音色を選ぶのにかなりの時間を費やします。ソフトシンセなのにめちゃめちゃ音が太い。

・SPITFIRE / CHAMBER STRINGS (ストリングス音源)
ストリングス音源として使っています。特に何もしなくても弾くだけでいい感じの音になるので重宝しています。

・XLN AUDIO / Addictive Drums2 (ドラム音源)
ドラム音源です。ちゃんとした曲を打ち込むときはこれを使います。特に音をいじらなくてもかっこいい音がなるのでいいです。

・Apple / EXS24 (サンプラー音源)
Logicに標準で搭載されているサンプラー音源。ぶっちゃけこれだけあればOK。Logicを10.5にアップデートしたらいきなりこれがなくなってて軽いパニック状態になりましたが、サンプラーという名前になって完全なる後方互換がついていたので安心しました。自分のDTMの主な目的であるバンドのデモ音源はこれだけで完結しています。ピアノもドラムもベースもデモには十分なクオリティです。

――どんな変化を経て今の状況に落ち着いた?

基本的にDTMはバンドの曲のデモ音源を作るのが主な目的で、メンバーに聴かせられる程度のクオリティのものしか作りません。
そのため、何よりも手軽さを求め、Mac Bookとmidiキーボードひとつでできる環境を構築していきました。
レコーディングに関しても、宅録でソフトシンセで完結させることが多くなり、その曲に合う音を求めてソフトシンセばかり買い求めてました。
ここに紹介しただけではなくフリーのものも含めて自分でも把握できないくらいソフトシンセはたくさん持っています。
そのおかげで、PCとmidiキーボードがあればいつでもどこでもできる環境になったと思います。

――現状の悩み・問題点及び今後改良したいと思っていることは?

現状特に不便は感じていませんが、ヘッドフォンではなく部屋で音をもっと出せるように防音のシステムにも力を入れていこうと思っています。

――最近のアクティヴィティは?

最近は新型コロナウィルスの影響でRECも途中で止まってしまいましたが、新曲のデモ作りや、それぞれの自宅で録った映像と音楽をMIXしたりする作業をしています。
それからDTMとはあまり関係ありませんが、もっぱらライブ配信関係の作業をしています。その機材の方が今は多いです。

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