バーブラ・ストライサンド、60年前のライブ・アルバム「ライヴ・アット・ザ・ボン・ソワール」を発売

コラム 高橋裕二の洋楽天国

バーブラ・ストライサンド「ライヴ・アット・ザ・ボン・ソワール」

アメリカで11月4日、バーブラ・ストライサンドの60年前のライブ・アルバム「ライヴ・アット・ザ・ボン・ソワール」が発売になる。

以下がレコード会社の売り文句。

バーブラ・ストライサンドのデビュー・アルバムになるはずだった「ライヴ・アット・ザ・ボン・ソワール」がコロンビア・レコードとの契約60周年を記念して初発売。女優を目指しながらブロードウェイで活躍していたバーブラは、コンテストでの優勝をきっかけに、NYのナイトクラブ’ボン・ソワール’へ出演する事に。ステージは大好評で、当時のニューヨークタイムズ紙は、「驚くほど若く、スタイリッシュで新しく、活気に満ちた声がズバ抜けている」と高く評価した。このステージを収録しデビュー作とする企画が進むものの、バーブラの希望でスタジオ録音作となったため、このライヴ録音は未発表のまま彼女の保管庫に長らく眠っていた。今回、オリジナル・マスターテープのリミックスとリマスターを行い、若干二十歳ながらスタンダードを巧みに歌いこなした見事なパフォーマンスを蘇らせた。大いなる可能性を秘めた、若きバーブラの才能の煌めきが放たれた貴重な記録でもある。

 

日本には一度だけ来た事がある。1977年、映画『スター誕生』の宣伝の為。当ブログの筆者もCBSソニー(現ソニーミュージック)時代にサントラ盤「スター誕生」の宣伝に関わった。バーブラはホテル・オークラに宿泊。ニューオータニで記者会見を行なった。

記者会見終了後、多くの取材陣の中から後姿の読売新聞の音楽記者、安倍亮一を見つけ、「あなた、私がブロードウェイに出てた頃、日本から取材に来た記者だよね」と話しかけた。記憶力と頭の良さに驚いた。

高橋裕二の洋楽天国記事提供元:洋楽天国
高橋裕二(たかはし・ゆうじ)
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