ポール・サイモンの全楽曲、ソニー音楽出版が取得

コラム

音楽業界誌ビルボードやラジオ業界誌ヒッツが、ポール・サイモンが自身の書いた全ての楽曲の音楽著作権管理をソニー音楽出版が取得したと伝えた。金額は明らかにされていない。

「明日に架ける橋」「ボクサー」や「サウンド・オブ・サイレンス」他多くのヒット曲がある。ソニー音楽出版はビートルズ、クイーン、マイケル・ジャクソン他の音楽著作権を管理している。

ポール・サイモンがソニー音楽出版に売却した事で、ポール・サイモンにお金が入ってこなくなるわけではない。スポティファイで再生されたら、ソニー音楽出版は取り分を除き、ポール・サイモンに音楽著作権料を支払う。ポール・サイモンは自分の会社で著作権管理をしていたが、今後はソニー音楽出版に管理をまかせる、という話。

昨年暮れに、ボブ・ディランの全楽曲をユニバーサル音楽出版が取得したケースと同じ。

定額制音楽ストリーミングの場合、ロングテールといって、再生回数は大きくないが、遥か過去の作品が再生される可能性がある。そして有料ストリーミングによる売り上げが劇的に増大している。よって投資ファンドを含め、音楽著作権の管理に投資するという会社は増える。

高橋裕二の洋楽天国記事提供元:洋楽天国
高橋裕二(たかはし・ゆうじ)
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