テンセントとユニバーサルミュージック

コラム 高橋裕二の洋楽天国

中国のIT企業テンセントが、フランスのメディア企業ヴィヴェンディ傘下のユニバーサル・ミュージックの株取得について、さらに10%増やし、トータルで20%になると関係者が明らかにした。

20187月、ユニバーサルミュージックの株を最大で50%、戦略的パートナーに売却するとヴィヴェンディが発表。その後テンセントが10%を取得した。

戦略的パートナーにテンセントが選ばれた背景にはストリーミング・ビジネスの急成長がある。中国は13億を超える人口から、定額制音楽ストリーミング・ビジネスが巨大になると考えられているのだろう。

ユニバーサルミュージックはMCA時代に日本の松下電器に買収され、その後カナダのウィスキー・メーカーのシーグラムに売却され、2006年にフランスのヴィヴェンディがシーグラムから買収した。当時ヴィヴェンディは水道事業や電気通信事業の会社だった。

高橋裕二の洋楽天国記事提供元:洋楽天国
高橋裕二(たかはし・ゆうじ)
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