ジャスティン・ビーバーのニュー・アルバムを取り囲む状況

コラム 高橋裕二の洋楽天国

明日(2月14日)、ジャスティン・ビーバーの4年半振りのニュー・アルバム「チェンジズ」が発売になる。前作「パーパス」はシングル「ソーリー」「ホワット・ドゥ・ユー・ミーン?」「ラヴ・ユアセルフ」がビルボード・シングル・チャートで1位になり、発売初週の売り上げは649,000枚という大ヒットになった。

4,5年前とでは、レコード売り上げ状況が大きく変化している。有料ダウンロード売り上げは大きく下落。実物のCD売り上げも下落。代わって定額制音楽ストリーミングによる見なし売り上げが急騰している。

ジャスティン・ビーバーのファンは若い女の子。実物のCDを手元に置きたい。音楽情報はラジオよりもSNS。今回のアルバムからの1stシングル「ヤミー」はラジオでのエアプレイが芳しくなく、ビルボード・シングル・チャートの最高位2位だった。結婚した事も影響があるかもしれない。

YouTubeに強いジャスティン・ビーバー。期間は大きく異なるが、「ソーリー」の再生回数は32億回。それに比べて「ヤミー」の再生回数は1億7千万回だ。発売初週の売り上げ数字速報は来週の頭には出る。

余談だが、マネージャーのスクーター・ブラウンは投資ファンドをバックに、テイラー・スウィフトの6枚のアルバムの原盤権を買った。

高橋裕二の洋楽天国記事提供元:洋楽天国
高橋裕二(たかはし・ゆうじ)
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