米ビルボード誌の記者がグラミー賞を予想、ビヨンセ、アデル、チャンス・ザ・ラッパーが有力か

コラム 高橋裕二の洋楽天国

音楽業界誌ビルボードの記者2人(カール・ウィルソンとジョディ-・ローセン)がグラミー賞の主要4部門を予想した。向かって左が「受賞すべき」で、右が「受賞する」だそうだ。主要4部門は、「最優秀アルバム賞」、「最優秀楽曲賞」、「最優秀レコード賞」と「最優秀新人賞」だ。

米ビルボード誌の記者がグラミー賞を予想
「受賞すべき」でビヨンセが強い。「最優秀アルバム賞」で「受賞する」のスターギル・シンプソンは37歳のカントリー・シンガー。過去にインディーズから2枚のアルバムを出している。アルバム「A Sailor’s Guide to Earth」でメジャー・デビュー。ワーナーミュージック傘下のアトランティック・レコードから発売になった。辛口メディアのピッチフォークで10点満点の8点を取った。音楽誌ローリング・ストーンでは5星中の4星だった。

「最優秀楽曲賞」にはジャスティン・ビーバーを予想した。この曲は今人気絶頂のエド・シーランと書いて、ビルボード・シングル・チャートの1位になった。アデルの「ハロー」に勝てるとは思わないが。この表を見る限り、「最優秀新人賞」はチャンス・ザ・ラッパーで決まりかもしれない。23歳のヒップホップ・シンガーだ。

「最優秀アルバム賞」はアーティストやプロデューサーに、「最優秀楽曲賞」は曲を書いた作詞作曲家に、「最優秀レコード賞」は関係者(アーティスト、作詞作曲家、プロデューサー、エンジニアー)全員に贈られる。「最優秀新人賞」は最も期待されるアーティストに贈られる。

以下が今年のノミネーションだ。

★最優秀アルバム賞
アデル「25」
ビヨンセ「レモネード」
ドレイク「ヴューズ」
ジャスティン・ビーバー「パーパス」
スターギル・シンプソン「A Sailor’s Guide to Earth」

★最優秀楽曲賞
アデル「ハロー」
ビヨンセ「フォーメーション」
マイク・ポズナー「アイ・トゥック・ア・ピル・イン・イビザ」
ジャスティン・ビーバー「ラヴ・ユアセルフ」
ルーカス・グラハム「セブン・イヤーズ」

★最優秀レコード賞
アデル「ハロー」
ビヨンセ「フォーメーション」
ルーカス・グラハム「セブン・イヤーズ」
リアーナfeat.ドレイク「ワーク」
トゥエンティ・ワン・パイロッツ「ストレスド・アウト」

★最優秀新人賞
ケルシー・バレリーニ
マーレン・モリス
チャンス・ザ・ラッパー
アンダーソン・パーク
チェインスモーカーズ

授章式は来週2月12日に開催される。

記事提供元:洋楽天国


高橋裕二氏インタビュー

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