訃報:ボブ・キャセール(DEVOのオリジナル・メンバー)

コラム 高橋裕二の洋楽天国

ディーヴォ(DEVO)のオリジナル・メンバーのボブ・キャセールが17日、心不全の為亡くなった。61歳だった。アメリカのメディアが伝えている。

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ディーヴォはキャセール兄弟(兄のジェラルドと弟のボブ)とマザーズボウ兄弟(兄のマークと弟のボブ)で1972年に結成された。前衛的で実験的な音楽で、ニュー・ウェイヴ・ミュージックのはしりだった。1978年、アルバム「頽廃的美学論(Q:Are We Not Men? A:We Are Devo!)」でデビューした。プロデューサーがブライアン・イーノだったので、アメリカのバンドなのに、イギリスのバンドと勘違いするファンがいた。ボブ・キャセールはグループでギターとキーボードを担当した。

頭にエナジードームと称する帽子を被り、ステージでの演奏は多くのミュージシャンに影響を与えた。しかしレコードのセールスは成功といえず、シングル「ホイップ・イット」はビルボードのシングル・チャートで最高位14位。「ホイップ・イット」を含む1980年のアルバム「欲望心理学(Freedom Of Choice)」はアルバム・チャートの最高位22位だった。しかし51週間、アルバム・チャートにランク・インした。

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