ニルヴァーナ、KISS、ピーター・ガブリエルら6組がロックの殿堂入り

コラム 高橋裕二の洋楽天国

月曜日(12月16日)、「ロックの殿堂」入りをするアーティストが発表された。以下のアーティストが来年(2014年)4月10日に殿堂入りを果たす。

ニルヴァーナ
KISS
ダリル・ホール&ジョン・オーツ
ピーター・ガブリエル
キャット・スティーヴンス
リンダ・ロンシュタット

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「ロックの殿堂」入りする為の条件は、ロック・ミュージックに貢献したアーティストで、最初の作品を発表してから25年が経過したアーティスト、ミュージシャンやグループというシンプルなもの。死去していても対象になる。約700人の業界関係者の投票で選ばれる。一般のファンの投票も参考にされる。

ニルヴァーナは始めてのノミネーションで殿堂入りした。フロントマンのカート・コバーンが自殺(1994年4月5日)してからもうすぐ20年になる。ファン投票はKISSに続いて2位(15.69%獲得)だった。今年は140万人の一般ファンが投票した。

業界紙によると、KISSファンは毎年、殿堂入りしない事に抗議していたそうだ。今回ファン投票が1位(17.2%獲得)だった事も殿堂入りの後押しをしたかもしれない。ホール&オーツは日本でも、「キッス・オン・マイ・リスト」、「アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット」や「マンイーター」が大ヒットした。

ピーター・ガブリエルは2010年にジェネシスで殿堂入りするが授賞式は欠席した。マイク・ラザフォードが「ピーターは謝ってます。ツアーの準備があるもので」とかばったが、フィル・コリンズは「俺たちは30年もの間ピーター無しでやってきた。彼が俺たちの周りにいないのが普通なんだ」とコメントした。

キャット・スティーヴンスはイギリス出身のシンガー・ソングライター。作曲家として多くのアーティストによってカバーされた。ロッド・スチュワートがカバーした「ザ・ファースト・カット・イズ・ザ・ディーペスト」はイギリスのシングル・チャートで1位になった。リンダ・ロンシュタットは全米ナンバー・ワン・アルバムが3作ある。「悪いあなた」、「夢はひとつだけ」と「リヴィング・イン・ザ・USA」。バックを務めてくれたイーグルスのメンバーと仲がいい。今パーキンソン病を患っている。式典に出席する為ニューヨークに行くのは困難だとコメントを出した。

ミュージシャンではないが「裏方」に与えられるアーメット・アーティガン賞。ビートルズのマネージャー、ブライアン・エプスタインとブライアンの下で仕事を始めたローリング・ストーンズのマネージャー/プロデューサーのアンドリュー・ルーグ・オールダムに授与される。

殿堂入りのセレモニーは来年4月10日、ニューヨークのバークレイズ・センターで行われる。

記事提供元:Musicman オススメBlog【高橋裕二の洋楽天国】

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