訃報:ジョージ・デューク(ジャズ・ミュージシャン)

コラム 高橋裕二の洋楽天国

ジャズ・ミュージシャンでキーボーディストのジョージ・デュークが月曜日(8月5日)、ロサンゼルスで亡くなった。67歳だった。業界誌ビルボードが伝えた。

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デューク・エリントンに憧れて、4歳からピアノを弾き始める。高校のジャズ・バンドでプレイし、サンフランシスコ・コンセルバトワール・オブ・ミュージックとサンフランシスコ州立大学で音楽を学ぶ。卒業後は数多くのミュージシャン、フランク・ザッパ、ドン・エリス、キャノンボール・アダレイ、クインシー・ジョーンズ他と演奏。アコースティック・ジャズ、エレクトロニック・ジャズ、ファンク、ソウル、ロックと幅広いジャンルのキーボーディストとして活躍した。

1979年に発売されたマイケル・ジャクソンのアルバム「オフ・ザ・ウォール」でもキーボードを担当した。

プロデューサーとしては、マイルス・デイビス、スモーキー・ロビンソン、ディオンヌ・ワーウィックやナタリー・コールのアルバム制作に携わった。グラミー賞は2回受賞した。

彼自身のソロ・アルバムは30作品を超える。昨年(2012年)妻のコリーヌが癌で死去し、音楽活動が中断したが、その後精力的にレコーディングを行い、先月アルバム「ドリームウィーヴァー」を発売したばかりだった。アルバムに収録された「ミッシング・ユー」は妻のコリーヌに捧げたものだ。

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