デスチャ&ビヨンセのアルバムがスーパーボウル効果で好セールス

コラム 高橋裕二の洋楽天国

現地時間で3日、ニューオーリンズで開催された米プロフットボールリーグの年間王者を決める第47回スーパーボウル。ボルチモア・レーベンズが34-31でサンフランシスコ・フォーティナイナーズを破って優勝した。この国民的行事のTV中継、調査会社ニールセンによると視聴者数は1億840万人で、昨年(2012年)の1億1千130万人には少し及ばなかったそうだ。それでもスーパーボウル史上3位の視聴者数を稼いだ。

ビヨンセのハーフ・タイムショーにデスティニーズ・チャイルドが再結成で登場するとの報道に、再結成は噂であり決定された事ではない、私はその日は他の仕事が入っていると言っていたミシェル・ウィリアムズがなんのことはないステージに立った。事前にディーリー・ニューズを始めとするアメリカのメディアは再結成はないと書いたが、今回の1夜限りの再結成で、どうしてミシェル・ウィリアムズが参加する事になったかはどこも書いていない。

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業界誌ビルボードは、スーパーボウル効果について、予想していたとおりビヨンセとデスティニーズ・チャイルドのアルバムはロケットのように飛んだと書いた。しかし実売の数字は出さない。普段だったら必ずサウンドスキャンの数字データをもとに記事を書く。今回はビヨンセのアルバムが2.3倍、デスティニーズ・チャイルドのアルバムは6倍も売れたと書いた。そもそも比較の基準になる先週1週間で何枚売れていたかという数字がない。先週の売り上げ枚数が小さければ、2.3倍にも6倍にもなる。アマゾンやiTunesが5ドル〜7.99ドルで安売りをしたがさしたる影響は無かったようだ。

またビルボード誌はビヨンセがハーフ・タイムショーの最後に歌った「ヘイロー」が最もデジタル・ダウンロードされたと伝えたが、iTunesストアーのトップ10にも入ってこなかった。またデスティニーズ・チャイルドのデジタル・ダウンロードのトップは「セイ・マイ・ネーム」だがハーフ・タイムショーでは歌わなかった曲だ。

今回のスーパーボールのハーフ・タイムショー。ビヨンセは汚名を挽回し、4月15日セルビアのベオグラードから始まるワールド・ツアーをハーフ・タイムショーの後で発表した。8月迄のスケジュールだが日本は入っていない。ツアー名は結婚した夫のジェイ・Zからで「カーター夫人」ショーになるそうだ。昨年(2012)1月に生まれた娘を帯同するのだろう。大変だ。

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