ガンズ、レッチリ、ビースティーらがロック殿堂入り

コラム 高橋裕二の洋楽天国

土曜日(4月14日)、オハイオ州クリーブランドのタウン・ホールで、第27回「ロックの殿堂」式典が開催された。「ロックの殿堂」入りする為の条件は、ロック・ミュージックに貢献したアーティストで、最初のアルバムを発売してから25年が経ったアーティスト、ミュージシャンやグループというシンプルなもの。600人の業界関係者の投票で選ばれる。今年は以下の人達が名誉の「ロックの殿堂」入りを果たした。

ガンズ・アンド・ローゼズ
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
ドノヴァン
ローラ・ニーロ
スモール・フェイセス/フェイセズ
ビースティー・ボーイズ
クリケッツ
フェイマス・フレイムズ
ミッドナイターズ
コメッツ
ブルー・キャップス
ミラクルズ

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若い人達には馴染みがないかもしれないが、クリケッツはロックンロールの初期に活躍したバディー・ホリーのグループ、フェイマス・フレイムズはジェイムス・ブラウンが作ったゴスペル・グループ、ミッドナイターズはチャビー・チェッカーで全米1位になった「ザ・ツイスト」のオリジナルを歌ったR&Bグループ、コメッツはロックンロールの古典曲「ロック・アラウンド・ザ・クロック」のヒットがあるビル・ヘイリーのバンド、ブルー・キャップスはこれまた古典的大ヒット「ビー・バップ・ア・ルーラ」があるジーン・ビンセントのバンド、ミラクルズはスモーキー・ロビンソンのR&Bグループ。

ドノバンは「サンシャイン・スーパーマン」他のヒットがあるイギリスの男性シンガー・ソングライター、ローラ・ニーロはアルバム「イーライと13番目の懺悔」で有名な女性シンガー・ソングライター、1997年に亡くなっている。

今年の話題はガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズが、式典に出席せず、グループの名誉の殿堂入りも取りやめてくれというものだった。今のガンズ・アンド・ローゼズと過去のガンズ・アンド・ローゼズは全く別物だというわけだ。式典には元のメンバー、スラッシュ、ダフ・マッケイガン、マット・ソーラムとスティーヴン・アドラーが参加した。ガンズ・アンド・ローゼズの紹介者、グリーン・デイのビリー・ジョー・アームストロングが「メンバーの誰かがいないですね」と言うと会場からアクセル・ローズの身勝手さに大ブーイングが起きた。

フェイセズのロン・ウッドは2回目の「ロックの殿堂」入り。1989年にローリング・ストーンズのメンバーとして殿堂入りしている。同じくフェイセズのロッド・スチュワートもソロで1994年に殿堂入りしているが今回は体調不良の為式典を欠席した。

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