コーチェラ・フェス、チケットが約3時間で完売

コラム 高橋裕二の洋楽天国

コーチェラ・フェスティバル(正式にはコーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル)の主催者は、4月に開催されるこのフェスティバルのチケットが3時間で完売したと発表した。業界誌ハリウッド・レポーターが伝えている。

コーチェラ・フェスティバルは毎年、世界のロック・フェスティバルの先陣を切って4月にカリフォルニア州インディオのコーチェラ・ヴァレーで開かれる。1999年からスタートした。音楽業界関係者は出演アーティストに注目をする。インディーズのアーティストやダンス・ミュージックのラインナップが充実している。イギリスやヨーロッパのアーティストも多い。各国のロック・フェス主催者は自らのフェス出演者を決める重要な場でもある。

主催者のコーチェラ・フェスティバルによると、昨年(2011年)3日間の1日平均入場者は75000人で、トータル22万5千人を動員したという。チケットの興行収入は19.2億円(1$77円換算)だった。業界誌ビルボードによれば、世界のロック・フェスの中でトップ・クラスの売り上げだという。

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今年(2012年)のコーチェラは規模を拡大し、4月13日、14日、15日の3日間と、4月20日、21日、22日の3日間、それぞれ金曜、土曜、日曜の週末に開催される。それぞれの曜日は同じラインナップになる。以下が主な出演者。

4月13日&20日
ザ・ブラック・キーズ(ヘッドライナー)
アークティック・モンキーズ
M83
マンチェスター・オーケストラ
スウェーディッシュ・ハウス・マフィア

4月14日&21日
レディオヘッド(ヘッドライナー)
ボン・イヴェール
デヴィッド・ゲッタ
ファイスト
カサビアン
ローラ・マーリング
ザ・シンズ

4月15日&22日
ドクター・ドレー&スヌープ・ドッグ(ヘッドライナー)
カルヴィン・ハリス
フローレンス・アンド・ザ・マシーン
ガール・トーク
ザ・ハイヴス

チケットは今週頭の先行予約のあと、アメリカ時間の1月13日(金曜日)太平洋標準時午前10時に発売され、約3時間後の午後0時57分に完売したと主催者が発表した。

ラインナップから今年のコーチェラ・フェスティバルの目玉は「ザ・ブラック・キーズ」になりそうだ。最新アルバム「エル・カミーノ」がビルボード・アルバム・チャート最高位2位になった。またグラミー賞を受賞したらボン・イヴェールも目玉になる。

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