Spotify、中東・北アフリカに進出。音楽ストリーミングの新興市場を狙う

コラム All Digital Music

サブスクリプション型音楽ストリーミングサービス「Spotify」は、ドバイでサービスを開始する。今週から招待制でサービス提供が始まり、今後一般ユーザー向けへの展開を予定していることをSpotifyが認めた。

Spotifyはドバイでのサービスインをキッカケに、中東と北アフリカ地域での展開を目指す。ドバイに加えて、UAE、サウジアラビア、エジプト、レバノン、バーレーン、ヨルダン、クウェート、オマーン、チュニジア、アルジェリア、カタール、モロッコの12カ国で11月中にサービスを開始すると伝えられている。地元メディアGulf NewsはすでにSpotifyの中東ローンチが11月に始まることを報じていた。

中東や北アフリカには、すでにApple MusicとDeezerの定額制音楽ストリーミングサービスが参入している。Deezerは中東最大のレコード・レーベル「Rotana」と独占的なライセンス契約を結ぶことに成功し、UAE、サウジアラビア、エジプト、イラク、ヨルダンで配信を開始した。ている。中東最大の音楽ストリーミングサービス「Anghami」は現在3300万人以上の有料ユーザーを抱え、更に成長を続けている。

Spotifyの中東・北アフリカ展開が今秋に始まる理由は、ローカルのレコード会社とのライセンス交渉が続いていたからと伝えられている。

11月にSpotifyは全世界でユーザー数が1億9100万人、有料ユーザー数は8700万人まで成長したことを発表した。これは7月に公表された8300万人から400万人の増加であり、Spotifyの継続した成長を示している。
 


 

jaykogami
記事提供All Digital Music

Jay Kogami(ジェイ・コウガミ)
プロフィール
Twitter
Facebook

オススメ