【海外】ソニーがEMI音楽出版を100%子会社に、MJ財団の株式買収を完了

コラム 高橋裕二の洋楽天国

ソニーは今週、マイケル・ジャクソンの遺産管理団体が持っていたEMI音楽出版の株9.84%を316億円(1$110円換算)で取得したと発表した。これでEMI音楽出版は100%ソニーの子会社となった。

ソニーは今年の5月、EMI音楽出版を完全子会社化すると発表した。

EMI音楽出版は2012年、ソニー主導で形成されたコンソーシアムが2420億円(1$110円換算)で買収した。コンソーシアムはソニー・アメリカ、マイケル・ジャクソン遺産管理財団、アブダビ首長国の投資会社であるムバダラ開発公社、投資会社Jynwelキャピタル、投資会社ブラックストーングループのGSOキャピタル・パートナーズと音楽事業家で投資家のデヴィッド・ゲフィンだ。ソニーが30%、マイケル・ジャクソンの遺産管理団体が10%(正確には9.84%)の株を保有する。残りの60%を保有する会社は投資が目的。

60%の株を2530億円で買い取った。残りのマイケル・ジャクソン分を買い取ることにより、EMI音楽出版は100%ソニー(正確に言うとソニー・アメリカ)のものとなった。今後定額制音楽ストリーミングによる収入が確実に増加する。
 


 

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記事提供元:洋楽天国

高橋裕二(たかはし・ゆうじ)

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