6/3より国際音楽産業見本市MIDEM(ミデム)がスタート

コラム 高橋裕二の洋楽天国

今年(2016年)の国際音楽産業見本市MIDEM(ミデム)は現地時間で今週金曜日、6月3日から6日まで、フランスのカンヌで開催される。1967年から始まった。今年で50年になる。従来は1月下旬の開催だったが、昨年から6月に変更された。世界中の音楽業界関係者がカンヌに集まって音楽の商談をする。名刺交換や1年に1回の顔合わせといった意味合いもある。

日本からの参加者は洋楽アーティストや洋楽曲の買い付けの為に、レコード会社の洋楽担当者、音楽出版社の洋楽スタッフが参加する。また輸入盤の買い付け会社や、デジタル配信サービス関係者も参加。大まかな日程は、代理店「リージェンシー・グループ」の2016年版によれば、今年の標準的なスケジュールは以下だ。6月2日に出発する。

6月2日(木曜日)朝 羽田空港発 パリ(シャルル・ド・ゴール)着 パリ発 ニース着 ニース発 カンヌ着
6月3日(金曜日)朝 会場「パレ・デ・フェスティバル」にてIDカードの発行 会場内外で商談
6月4日(土曜日)  会場内外で商談
6月5日(日曜日)  会場内外で商談
6月6日(月曜日)  カンヌ発 ニース着 ニース発 パリ(シャルル・ド・ゴール)着 パリ発
6月7日(火曜日)  成田空港着

当ブログの筆者も度々訪れた。カンヌ国際映画祭の場合は会場の「パレ・デ・フェスティバル」の階段にレッド・カーペットが敷かれる。

筆者の思い出は1971年、音楽誌ミュージック・ライフを出版していた新興音楽出版社(現シンコーミュージック・エンタテイメント)の草野専務がMIDEMで見つけ、筆者に紹介してくれた楽曲だ。筆者は翌年(1972年)1月21日に発売し、大ヒットした。ABBAになる前の二人、ビョルン&ベニーの「木枯らしの少女」だ。イタリアのアーティスト、ガゼボの「アイ・ライク・ショパン」はドイツの弁護士が紹介してくれて、小林麻美のカバー・レコード「雨音はショパンの調べ」と共に大ヒットした。近年の大ヒットはなんといっても、音楽出版社である「フジパシフィックミュージック」の三浦圭司君が見つけたオゾン「恋のマイアヒ」だ。

ビョルン&ベニー「木枯らしの少女」

ガゼボ「アイ・ライク・ショパン」

記事提供元:洋楽天国


高橋裕二氏インタビュー

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