Rdio、キュレーション音楽サービスTastemakerXを買収
定額制音楽配信Rdio、キュレーション型音楽発掘サービスのTastemakerXを買収

Skype創業者が立ち上げた定額制音楽ストリーミングサービスRdioが、音楽キュレーション・ディスカバリーサービス「TastemakerX」を買収しました。

2011年に設立されたTastemakerXは「ソーシャル・ディスカバリー」を強みとする音楽サービスで、フォローしたアーティスト情報や、Spotify, Rdio, Soundcloud, YouTubeなどで再生した楽曲などをリスナーが簡単に見つけコレクションできるサービスを提供しています。

TastemakerXのチームはRdioに統合され、共同創業者でCEOのMarc RuxinはRdioのCOOに就任します。
RdioのCEO、アンソニー・ベイは
「新しい才能がRdioに加わること、そしてTastemakerXを買収することを嬉しく思います。Marc RuxinとTastemakerXチームは私たちと同じ世界最高の音楽体験を提供するという情熱を共有しており、私たちのミッションを達成するための新たな可能性をもたらしてくれます。」
とRdioのブログでコメントしています。
Rdioは、今年3月にライバルのSpotifyが買収した音楽メタデータ解析企業Echo Nest (エコーネスト)のソリューションを今後利用しないことを表明しています。このことは音楽レコメンデーションや音楽ストリーミングの基盤をEcho Nestのアルゴリズムから離れて別の方法に移行することを意味しています。従って今回TastemakerXが提供するソーシャルグラフによるキュレーション型ミュージックディスカバリーがどのように組み込まれていくのかには、Spotiyや他サービスとの差別化やアルゴリズム対キュレーションという意味で注目です。
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RdioとTastemakerXは今年のSXSW Musicカンファレンスで「Man Vs. Machine: The Curation Dilemma」と題したアルゴリズムとヒューマンキューレションについてのセミナーでBeats MusicやPandoraなどの担当者と共に登壇しています。
Spotifyと競合するRdioは、市場別に提携パートナーと組んだマルチ・ローカル戦略を世界各地の市場で進めています。米国ではCumulus、カナダではShaw、ブラジルではBAND、インドでは同国最大の音楽ストリーミングサービスDhinganaを今年3月に買収するなどローカルパートナーとの関係を強め、現在世界60カ国にサービスを提供しています。
■記事元:http://jaykogami.com/2014/07/8138.html

記事提供:All Digital Music
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